今月に入ってからダウ平均、ナスダック、S&P500の米国主要3指数全てが下落トレンドになり、私の資産評価額も目減りしている。

これからさらに暴落する可能性もあるが、私の基本的な投資戦略はバイアンドホールド。

株価がどうなろうが持ち続けるつもりであり、いくつかのセクターに薄く広くアンテナを張るようにしてETFを持っている。

ハイテク(QQQ、TECL、VGT)、ヘルスケア(VHT)、債権(AGG、VGIT)、生活必需品(VDC)、S&P500連動(VOO)、高配当(SPYD、HDV、VYM)グロース(VTI)等々。

その中で、今、SPYDに注目している。

SPYDはS&P500の中から高配当銘柄80社に投資し、リターンを得るETF。

高配当ETFとして非常に有名で、配当利回りは他の高配当ETFであるHDVやVYMよりもずっと高い。

ただ、今回のコロナによる暴落局面では他のETFに比べ株価の下落率が大きく、戻りも遅くなっている。

対象銘柄の入れ替えを頻繁に行ってはいるが、コロナでどこの企業も業績が振るわない中、今月も大幅な減配が発表された。

そのため、SPYDの今後に不安を抱く投資家も多いのだが、

私は逆にチャンスかもしれないと思っている。

まず、今は不人気のため安くなっており非常に買いやすい。

今でこそコロナの影響で配当も株価も低迷しているが、

コロナが通り過ぎ、経済が活発になると、そこからかなりの速度で上げてくる可能性がある。

もしそうなると、株価と配当がダブルで急激に上昇することになる。

たしかに今は沈んでいるが、今のような安いうちに仕込んでおくと、後で大きなリターンに繋がる可能性がある。

タイミングを上手く掴むと、大化けするのではないかと思うのだ。

今、SPYDは暴落に弱いと言われているが、

私の見方は少し違っていて、

SPYDは他の銘柄よりも実体経済を反映した株価となっており、むしろ健全だと思っている。

悪い時には落ち込むのが当たり前だと思うのだ。

世界的に経済活動が再開されてはいるが、コロナは収束していないし、企業業績が改善する見込みも立っていない。

こうした中、株価がここまで上がる方がおかしい。低迷するのが当たり前だと思う。

私はSPYDが暴落に弱いとは思っていない。

これから高くジャンプするために屈んでいるのだと思っている。

私が思うような展開にはならないかもしれないが、

SPYDにはタイミングを見ながら積み増しをしていくつもりでいる。

とにかく、あちこちにアンテナを張っておくと面白い。

SPYDだけ持っていてもおそらく気づけなかった。

株に限らず、木だけでなく森を見ることが大事だと思う。

どうしても一か八かの勝負をしたい人もいると思うが、

市場に長く留まることにより見えてくるものもある。

勝負を急ぎ、チャンスを逃してしまってはもったいない。

うちの生活も楽ではないけど、焦らず粘り強く、毎日を楽しみながらやっていきたいと思っている。