ワクチンの供給が停滞し、騒ぎになっている。
ワクチンは十分に確保できているはずなのに何故こんなことになっているのか、
本当の意味で納得できる説明がない。
はっきりとは口にしないが、
多くの人が、
何らかの理由で政府がワクチン接種にブレーキをかけているのではないかと、そうも思っている。
例えば、これも一つの推測でしかないが、
副反応の事例や報道が、当初政府が予想していたよりもかなり多いのではないか。
このままハイペースで接種を進めると、大衆が副反応に激しく反応し、ワクチンを拒絶する動きが強まる可能性がある。
デルタ株への効果も不透明な状況にあり、
接種を進めたのに感染者数が減らないばかりか、副反応ばかりが目立ってしまうことになるかもしれない。
そうした事態を恐れた政府がブレーキをかけているのではないかと、
多くの人が思っている。
私もその可能性があると思っている。
一方で、政府や一部の専門家の発言に一切疑問を持たない人も大勢いる。
どちらが正しいとかではなく、これは現実。
権力者は大衆を騙してでも君臨し続けようとする。
そうするしかないとも言える。
世論をコントロールするのは難しい。
普段から大衆をコントロールすることばかり考えていると、肝心な時に制御できなくなる。
「ワクチンさえ普及すれば経済は正常化する。」
こうした期待が崩れつつある。
今朝の東京市場にもそれが表れている。
今の政府を見ていると、
オリパラを利用し、秋の選挙をどう乗り切るかしか考えていないように見えてしまう。
今の日本の政治にはビジョンがあるだろうか。
大衆を手懐けるために、労働者の雇用や賃金を守るふりをしているが、
それらは守ろうとしても無理なのは明白である。
コロナ禍で世界の構造や常識が大きく変わっているというのに、
出血覚悟で雇用の流動化を進めていかないといけないのに、
この国にはビジョンが感じられない。
泥舟とともに沈むことを嫌う人は、組織を離れ、個人で動き始めている。
高3の娘が朝のニュースを聞きながら、吐いて捨てるように「本当に決断力のない国」と言います。
若い人の方が敏感に感じ取っていますよね。もう、自分でやるしかないと思います。
創業社長はバイタリティがあって明確な目的のためにビジネスをするからブレず、諦めずで結果を残していきます。そんな凄かった会社も2台目3台目になると普通になって、リスクを避けることばかりになって、次第に競争力を失いますよね。今の日本の政治はそんな気がします。今の政治が時代の流れに取り残された保身サラリーマン役員の集まりに見えるのは私だけでしょうか?
時代は動いていますし、常に新しいことを仕掛けていく必要がありそうです。奇をてらうのではなく、状況に合わせて対応していれば自然とそうなる。胡座をかいた瞬間に終わる気がします。