昨日は暑くて昼過ぎにDRで散歩に出た。某林道の木陰で涼むつもりでいたのだが、

気がついたら三笠市萱野辺りの幾春別川河川敷にいた。

夏の太陽が照りつけてきてぐったりだが、不思議と山に行く気にならない。

何故か熊に遭いそうな気がするのだ。

最近、どこに行っても熊出没注意の看板が目立つ。

先月には札幌の市街地にまで熊が入ってきて大騒ぎになった。

だからと言うわけでもないのだが、なんとなく熊に遭いそうな気がするのだ。

日陰を求めて旧唐松(とうまつ)駅舎にDRを停めた。

唐松は1987年に廃線となった三笠幌内線の駅。

廃駅後しばらく放置されていたため荒れ放題になっていたが、

今は地元の有志が中心となり往時を偲ぶ写真などが展示され大切に保存されている。

静かな駅舎の中で涼んでいると、

急に周辺が騒がしくなった。市役所や警察の車が何台も繰り出してきて、何やら放送している。

どうもこの辺りで熊の目撃情報があったらしい。

ここ数年、岩見沢の市街地でもキツネやリスを見るのも珍しいことではなくなった。

中心街から少し離れた場所ならいきなり鹿に出くわすことも増えている。

人間の生活圏に野生動物がどんどん入り込んできている。

キツネやリスなら平気だが、

鹿の群れが人目も憚らず歩き回るようになると色々と問題も出てくる。

熊との距離も近くなっているに違いない。

帰り道の道道917号線は、まるで山の中にいる時のように周囲に気を配りながら走ってきた。

昨夜、私は夢の中で熊と話していた。

細かいことは覚えていないが、

「あまり無造作に山に入って来るな。」と言われたような気がしている。

たぶん今までは、DRが守ってくれていたのだろう。

これからは私自身がもっとしっかりしないと山に入れないような気がする。