今日は妻とトンカツを食べたいと話していたのだが、出掛けるのが遅くなってしまった。

時間に制約があるため方針を変えることにしたが、やはり「カツ」が頭から離れない。

トンカツがダメなら、カツ丼だ!

カツ丼みっけ!

岩見沢駅前の老舗、西谷(にしや)食堂。

カツ丼と思った瞬間すぐにここを思い出したのだが、私がここにやって来たのは28年ぶりである。

1993年4月に空知支庁の職員として採用され、岩見沢で一番最初にお昼を食べたのが、ここ、西谷食堂。

家庭的なカツ丼の味が忘れられず、また食べたいとずっと思っていたのだが、不思議と縁がなかった。

28年ぶりなので細かいことは覚えていないが、この雰囲気、変わっていない。

メニューも変わってなさそう。

開花丼が気になるが、妻も私も迷わずカツ丼。

丼蓋を開けたら、こんなの出ました!

丼蓋の裏には「西谷」と書かれている。私はこういうのが好き。

どこか懐かしさを感じる優しい味。つゆがたっぶり多めにかかっている。

カツもご飯もけっこうなボリュームで、おなかいっぱい。

またしても、ゆたかなおなかになってしまいました。

少し大きめのタクアンと、薄味のお吸物もホッとする。

お代を払う時に、おばちゃんと少し話ができたのだが、

この店を始めたのは昭和27年頃。もう68年になると言う。

姉妹お二人で続けてきたとか。

ちなみに、西谷食堂の開花丼は豚肉の卵とじ丼。つまり他人丼。

この名は明治の文明開化に由来している。

江戸時代まで牛を食べる習慣がなかったが、明治になり牛肉を食べるようになったため、開花丼と名付けられ、

今では、牛肉だけでなく豚肉を使ったものも開花丼と呼ばれている。

蕎麦のメニューも気になるが、

今度は開花丼を食べに来ようと思う。

今日もおなかいっぱい。どうもごちそうさまでした。