今朝の新聞を見ていたら、道内の学校でアイヌ文化や歴史を授業に取り入れている話が目に飛び込んできた。
いずれこうした流れになると思っていたが、予想していたよりも早くに踏み込んだ動きである。
普通に考えて、特に北海道に住んでいれば素通りできることではないのだから、
子どもたちの興味関心は相当に高いものがあると思う。
とても単なる昔話で片づけられることではない。
日々の生活に密着した実用的な学びとして理解、吸収され、実生活の中において生かされていくはずだ。
縄文以来この地に引き継がれてきた精神文化は、今のような社会だからこそ必要とされている。
ここに、これからの北海道のあり方のヒントがあると確信している。
アイヌ民族の文化は年寄から若い人へ日々の実践と口承でその伝統が引き継がれてきた。
私たち世代は、今一度、先人からのメッセージをしっかりと受けとめる必要がある。
そして未来へと繋がる自然な流れを、私も若い人たちとともに取り戻していきたいと思う。