さっき、初めて入った林道で危なく遭難しかけた。

岩見沢市栗沢町宮村から美流渡市街地の西に出るイメージだったのだが、

いつの間にか延々と東の尾根づたいに走るハメになり、

どんどん標高が高くなるが、ところどころ泥濘んでいるだけでなく、窪みには大量の水が溜まりデカい沼みたいになっている。

直感で突っ込むのだが、もうどうにも先に進めなくなり引き返すことにした。

戻り道は泥濘んだ下りがほとんど。

これがやっかいで、すぐにコントロール不能になる。

下りが嫌だから意地になってここまで来たようなものなのだが、日没時間を考えても戻るしかない。

下りは滑り始めたら止まらない。崖から落ちる前に早めにバイクを倒すようにしている。

案の定、豪快に滑った。深い窪みに足を取られやむなく右に倒れる。

バックミラーが割れたが、これくらいは日常茶飯である。

山の中は日陰が多く、暗くなるのも早いが、なんとか日没前に脱出できた。

不謹慎かもしれないが今回も楽しかった。

ああいったところで直感を楽しむのが好きだ。

中毒なのかもしれない。

林道なのか獣道なのかわからないところを突き進む。

泥濘んでいたり、路肩が崩れていたり、熊の足跡らしきものもいくつか見た。

普通に考えて危険だらけだが、やめるつもりはない。

過信しているのかもしれないが、

山で死ぬなら本望だと思っている。

本当にそう思っている。