日経平均は前日のNY市場に引っ張られることが多いが、ここ数日少し別々の動きが出ているような気がする。

簡単に言うと米強日弱。NYダウやナスダックは堅調だが日経は少し下げている。

私は両方の市場に少しずつ投資しているが、今までとは少し違うものを感じている。

この違和感はなんだろう。

私は米国と日本の市場将来性の違いではないかと思っている。

要するに、アメリカ市場は今も規模の拡大を続けているが、少子高齢の進む日本の市場は萎んでいくという直感である。

米国市場が調整を繰り返しながらも成長を続けているのに対し、日本市場はこれ以上行きたくても行けない。すでに限界点に達しているような気がするのだ。

私の思い過ごしかもしれないが、

アフターコロナに即した資源や労働力の再配置が進まない限り、国内市場はジリジリと縮小していくしかないのではないか。

例えばIT技術の導入状況を見ても、日本は世界の動きから大きく遅れている。

コロナが蔓延するずっと前から、日本は時代の変化に対応できていないのだ。

私たちはまず、この現実を冷静に受けとめる必要がある。

無闇やたらと成長を追い求めればいいというものではない。

今となっては、成長できないものは逆立ちしてもできない。いくら拒んでも縮小するものは縮小する。仕方がないのだ。

まずは現実を受け入れ、これから私たちに起きることを冷静にイメージする。

その上で実効性のある戦略を立て、実際に行動を積み重ねていく。

もう、それしかないと思う。