今日7/2、東京の新規感染者数が107人となった。
2ヶ月ぶりに100人の大台を超え、今後の成り行きしだいでは再度の外出自粛要請が発出される可能性も指摘されている。
今のところ新宿や池袋など夜の街での感染が目立つとされているが、
すでに個人レベルでの自衛意識の高まりが見られる。
自然発生的な自粛ムードが徐々に広がり、いずれは社会全体に定着していくかもしれない。
夜の街でなくても飲食店などは戦々恐々である。
経営者の頭を悩ませているのは、国や都道府県をあげての営業自粛や外出自粛などによる短期的な減収だけでない。
感染症への警戒心が長期化することにより、人々のライフスタイルそのものが変化しつつある。
消費者心理としては、どんなに対策したとしても不特定多数の客が出入りする飲食店において感染するリスクはゼロにはならない。
労働者目線に立てば、長引く景気低迷と感染症の影響で毎月の収入が安定しない状況が長く続くことも想定され、今は生活に困っていなくても、支出を減らそうと考える傾向が強まってきている。
現に外食を減らし、スーパーで安い食材を買って家で食べる人が増えてきている。
コロナが収束した後も、一部を除き飲食店に客は戻らないのではないか。
厳しい現実かもしれないが、飲食業界は再編成されていく流れにあると思う。
社会の変化に伴い、労働力の流動化が進めばよいが、どうだろうか。
これからは自分で事業を始めようと考える人も増えるだろう。
飲食でもデリバリー以外の新しいスタイルも見てみたい。
不特定多数の客を店には入れず、少数の会員限定だとか、地域に密着したサロンのような形態の店も出てくるのではないか。