高校生の頃、私は南野陽子のファンになった。

CDを買い、話しかけたかったやハイカラさんが通るなどを好んで聴いていた。

授業中退屈になると机に南野陽子の似顔絵を描いては消していたことも思い出す。

受験生時代にはNHK大河ドラマ風林火山の湖衣姫に釘付けになり、ニッポン放送のナンノこれしき!を毎週録音して繰り返し聴いていたりもした。

大学1年の春に番組が終了するまで、日曜の夜になると一人群れを離れ、こっそりナンノこれしき!を聴いていた。

そのナンノが今日で53歳になる。

今も変わらぬ若々しさと美貌、可愛らしさ。

時々懐かしくなり、スケバン刑事、熱っぽいのなどのドラマや当時の歌番組をYouTubeで見たりしている。

私は南野陽子さんと面識がないし、どんな人なのか、どんなことを乗り越えてここまで生きてきたのか何も知らない。

だが、私は勝手ながら南野陽子さんに揺るぎのない信頼感を抱いている。

30年以上もの間、ファンが抱くイメージを大切にしてくれたのは紛れもない事実。

それだけで信用するに値するし、とても感謝している。

これからも南野陽子さんなりの、美しく可愛らしい年の取り方を楽しみにしている。