昨日、古い友人の一人がいきなり逆ギレ後に自爆し、その過程で私は激しい八つ当たりをされた。

私としては、何年も前からどうにもこうにも手の施しようがないので、静観していただけのつもりだったのだが、

彼には、私のそうした態度も面白くなかったのだろう。

無理に強がることでごまかしてきた自信のなさが剥き出しになり、

歪んだプライドが、本人の意思に関係なく暴走しているのが透けて見える。

こう言うと、まるで彼の悪口を言っているようで気持ちが悪いのだが、

彼にダメだししたいわけではない。

ここには書けないくらい酷いことを言われたが、そこに意味はない。

喋り出すからとりあえず聞いていたのだが、

すぐに具合が悪くなってきた。よくこんな言葉が口から出てくるものだと思った。

こちらの心までが毒に犯されるようで、私は途中で彼の言葉を遮った。

人のことをとやかく言うつもりはないが、

彼の思考は、酷く偏ったつまらない思い込みにかたく閉ざされているようで、

暗く寂しい感じがして、気がついたら私は焚き火の火を眺めていた。

誰しも悲しいこと辛いこと、色んなことを抱えているけれど、

ちょっと見渡せば、楽しいこと幸せなこともたくさんある。

それぞれが小さな幸せをかみしめて生きている。

「良いことなど無い」と思う時もあるかもしれないが、

長く生きていれば、一瞬でも笑ったことがあるはずだ。

いくらでもそこから広げていける。心豊かになれる。

どうせならもっと楽しくありたいと、あらためてそう思った。