先日、車を運転していたら、いきなりバッテリーの警告ランプが点灯し始め、信号待ち中にまったく動かなくなった。

すぐに保険会社に連絡し、普段から世話になっている修理工場で調べてみると、

オルタネーター(発電機)が壊れていた。

オルタネーターの平均寿命は約10年と言われている。

39万㎞以上走っている車なので、よくもった方である。

この機会に車全体をみてもらうと、ラジエーターからの冷却水漏れと、ファンベルトの劣化が見つかった。

修理には10万円くらいかかりそうである。

ちょっとだけ迷ったが、直して乗り続けることにした。

私にはこれからも車が必要だが、

今は、新しい車に乗り換えるだけの資力がない。

ここのところ、想定外の突発的支出が増えている。

さらに昨年から続く下落相場が追い討ちをかけ、余裕がない。

挑戦してみたいこともあるのだが、はっきり資金力不足である。

株価の動きは呼吸のようなもので、

上がったり下がったりしながら、長い目で見れば、だいたい上がっていく。

長く相場を眺めていると、まるで生き物のようであり、

思うとおりにはならないが、

息を吸い続ければ、いずれ吐くことになるし、

窮屈そうに縮こまることがあっても、いつまでも縮みっぱなしではなく、どこかでフワッと膨らみだす。

だから長期的には心配していないのだが、

想定していたより長く下落相場が続くと、少しずつしんどくなってくる。

しんどいのだが、

気がついたら一生懸命になっているのは、どこか心地よくもある。

生活を守るのは簡単なことではない。

お金に縛られるような生き方もしたくない。

結局、自分のなすべきことに正面からぶつかっていくしかない。

背水の陣の中で、覚悟を決めるべき時なのかもしれない。

少し手強いくらいの方がやりがいがある。

ここをどう乗り越えるかで未来が変わるのだろう。