先日、台所の棚を整理していたら、

ものすごい量の乾燥海苔が出てきた。

普段、海苔を買うことはほとんどない。

どれも香典返しとしていただいたものばかりである。

乾燥海苔は保存がきくので、

とりあえず戸棚の奥の方にしまってしまうが、

真っ白いご飯と一緒でもいいし、

ラーメン、蕎麦など麺類、味噌汁に入れるのもよい。

いつでも使えるのだが、実際にはそれほど使わないもので、

あっという間にたまってしまう。

私は正月になると餅を食べる。

好きな食べ方は、

切り餅をオーブンで5分ほど、少し膨らむくらいまで焼き、そこに薄めにスライスしたチーズを添え、乾燥海苔を巻いて醤油をつける。

考えてみると、海苔を意識的に使うのはこの時くらいかもしれない。

あとは、たまたま思いついた時に、蕎麦やラーメンと一緒にいただく。

蕎麦には温かいのにも冷たいのにもだいたい合う。小さく千切り、最初から麺つゆに浸し、麺によく絡ませて食べる。

一方、ラーメンには細かく千切ったりせず、メモ帳サイズを一枚、丼ぶりの縁に立て掛けるようにしてのせる。

そして、できるだけ湿気を含まないパリパリの状態で一口目の麺を包み込むように豪快に食すのが私の好み。

普段は海苔のことなど考えないものだが、

美味しい海苔に出会うと、少し得した気分になる。

袋に書かれている産地を見てみると、すべて有明産であった。

伊勢や瀬戸内、東京湾なども有名だが、私には違いがわからない。

乾燥海苔はタンパク質、食物繊維、ビタミンC、ビタミンB1、B2などを多く含み、

疲労回復、整腸、肥満解消、美肌などの効果があるという。

とりあえず、また仕舞い込んでしまうとたまる一方だと思うので、

3袋分の海苔を名刺サイズに切り、透明のタッパーに入れて調味料の並ぶコーナーの、いつも目につく場所に置いてみた。

小腹が空いた時にパリパリやろうと思う。

香りや風味、味を確かめていると、

なんとなく、海苔のことがわかるような気がしてくる笑笑

バイクツーリングを再開し、

各地の蕎麦やラーメンなどとともに食べ比べをしてみたくなった。