今朝は4時に目が覚めた。

市場をチェックすると、大きくドル安株高に振れている。

昨夜、10月の消費者物価指数(CPI)が発表されたが、

市場は、物価高がピークアウトしたと受け止め、強く好感している。

ムードは、待ちに待ったと言う感じ。

年末まではいい調子でいくのではないか。

相場はいつどうなるかわからず、

常に考えうる限りの複数のシナリオに準備しておくことが必要だが、

上がるエネルギーがこれだけ強ければどこかで大きく上がるしかない。

ここのところ私もそのように感じてきた。

もっと早い段階ですんなり上がると思っていたが、これが色々と複雑で、

そろそろ行くかな?というところでことごとく叩き落とされるという、焦ったい相場が繰り返されてきた。

今は溜まりに溜まったエネルギーが一気に放出されている。

溜飲を下げる思い。とりあえずスッキリしたが、

ここからは、

市場が思っているほどには物価は下がっていかないような気がしている。

長期にわたり物価高、インフレが続くのではないか。

そして、金利が高いまま、

コロナからの緩和政策でダブついている通貨の価値が、

物価高に吸収されるようにして、時間をかけてゆっくりと下がっていく。

なんとなくだが、そんな気もする。

だから、

物価高に見合うだけの賃金を上げ、消費を維持していかないと、

地域経済はよりいびつに、と言うか、いいかげん壊れてしまうのではないか。

少なくとも持たざる者は生活を守れなくなる。

日本国内を見ると、

情勢に即した産業や労働力の流動化が進まず、生産性が低い状況から抜け出せないでいる。

こんなことで賃金を上げることができるだろうか。

ここから本格的に始まるアフターコロナの局面を乗り切ることができるだろうか。

元気のいい人も出てはきていて、

どこかでガラッと変わる可能性もなくはないが、

日本人は、全体として古い価値観に引きづられる感じが強い。

投資を博打と思い込み、学ぶことも行動もせず、

とにかく、経済が回らない。

政府に文句を言っていても物価は下げられない。

物価上昇分を一時的に補填してもらっても、単なる問題の先送り。根本的な解決にはならない。

組織にしがみつくだけの寄生虫のようなマインドで居続けるなら、いずれ泥舟とともに沈むだけである。

成功するかしないかが問題なのではない。

何事も人任せにするのではなく、自身で運命を切り拓いていく。

その姿勢こそが求められている。

挑戦し続けるだけのこと。

挑戦と書いたが、特別なことではない。

好きなことを続けるだけのこと。

そもそも好きなことでなければ、力は出ない。

だから私は、これからは、

無理に我慢したり、勝ちにいくのではなく、

できるだけ気分よく、生き残り続けることだけ意識して、今を心地よく過ごすことにしている。

心身を消耗するような働き方、生き方に未来はない。

それぞれが、好きなことを好きなだけ、無理なく楽しくやっていればいい。

そんな風に思っている。