先日、空き時間ができたので渡り鳥の寄留地として有名な宮島沼に行ってきた。
すでに渡りのピークは過ぎており、夕方だったため渡り鳥は少ししかいなかったのだが、
これを見つけてきた。

ガマの穂。
この写真は形が良くないが、まるでフランクフルトのよう。
普段は気にすることもないのだが、
秋の渡りの時期に宮島沼に来るたび、条件反射で探してしまう。
ガマは、
ガマ科ガマ属の多年草抽水植物。古くは「カマ」とも呼ばれていた 。
夏にはこのような姿になっているらしいが、秋になるまで気に留めることもない。
今回はやらなかったが、
手で揉み解すと膨れ上がるようにして中から大量の綿毛が吹き出してくる。
子どもの頃はこれが面白くて、大きなガマの穂が生えている場所を探し歩いていた。
あれだけフワフワの綿毛が出てくるのだから、
大量にかき集めたら蒲団にできそうだと思っていたが、
「蒲団」と書くように、かつては本当に蒲団に使われていたらしい。
着火しやすい特性があるし、
聞いた話では、食べることもできるし薬としての効能もあるとのこと。
この手の知識やサバイバルな経験を身につけたじいさんになりたいと思う。