4月22日は中田翔の誕生日。

今日で33歳になる彼は、アスリートとして類まれな素質に恵まれているが、
ここ数年は周囲の期待に応える活躍ができないでいる。

野球は頭脳的なスポーツでもあり、
体力的にピークを過ぎてからも、積み重ねてきた経験を生かしてさらに成績を伸ばすことも可能である。

中田翔にもそれを望みたい。
彼の身体能力、ポテンシャルはこんなものではない。

実は私、彼を応援しているが、
彼の今までのプレースタイルには魅力を感じていない。

彼がプロ野球選手になってから一貫して、
好きかどうかと言われたら、好きではない。

だが、彼には溢れんばかりの才能を感じているので、
その才能が花開くことを望んでいる。

近年様々なことがあり、彼なりに色々と考えるところもあるだろう。
苦しいことが多いと思うが、

ここを乗り越えていくことによって、
今までとは違ったものが見えてくるはずだ。
視野が広がれば、きっとなにもかもが変わってくる。

彼は打点王のタイトルを3度獲得しているが、
内容的にはあまり褒められたものではなかったと思う。

前後の打者に恵まれていたため、積みあがった数字は高く見えるが、
肝心な場面では、判で押したように理詰めで抑え込まれる印象。

打点を挙げたのは点差が開いている場面が多く、
チームを引っ張り、勝利に貢献するような強い存在感を感じたことがない。

天性の野球センス、一塁守備は上手いが、
出塁率も得点圏打率も低く、
お世辞にも勝負強い打者とは言えない。

彼の中では「良い時のイメージ」みたいなのがあるのかもしれないが、


それは相手ピッチャーが彼の中に意識的に埋め込んできた「幻影」みたいなもので、
彼がそこに囚われてしまっているうちは、
これからも肝心な時にハメられてしまうだけだと思う。

最近はスタメンを外されることが多くなっているようだが、
代打でも守備要員としてでも、
巡ってきた持ち場において、今までとは違う視点から自分自身と野球を見つめ直して欲しい。

誕生日にはたくさんの応援メッセージが届くと思う。
頑張れ、中田翔!