目が覚めて窓の外を見ると、久しぶりにまとまった雪が降っている。
「雪」のことを、アイヌ語で「ウパㇱ(ウ=お互いに、パㇱ=走る)」と言う。
「雪は、天から大勢の仲間たちとまるで競争するようにして遊びに来るもの。」と考えられていたとのこと。
たしかに雪が降っている時に空を見上げると、無数の雪が、まるで追いかけっこをしているようにも見える。
「雪が降る。」ことを「ウパㇱ アㇱ(ウパㇱ=雪、アㇱ=立つ、降る)」と言う。
「雨が降る。」も「アプト アㇱ(アプト=雨、アㇱ=立つ、降る)」。
この「アㇱ」は、目的語を伴わない自動詞。一方、「アシ」は「立てる、建てる」の意で、こちらは目的語を伴う他動詞。
・ウパㇱ アㇱ(ウパㇱ=雪、アㇱ=立つ、降る) 「雪が降る。」※「アㇱ(立つ、降る)」は、目的語を伴わない自動詞。
・チセ ア アシ(チセ=家、ア=私たち、アシ=建てる) 「家を私たちが建てる。」※「アシ(建てる)」は、目的語「チセ(家)」を伴う他動詞。
ポロ ウパシ
寒いんだらうけど、なんだか画像を観てると暖かい感じがしてしまいました。
アイヌ語の暖かみかなあ、、、
たしかに。たくさんの雪の妖精たちが遊びに来てると思うと、暖かい気持ちになってきますね(^^)