私は2020年3月いっぱいで27年務めてきた公務員を早期退職した。
辞めてから一年半経ったが、
今は毎日色んなことをして楽しく暮らしている。
何が違うかと言えば、
自由になったのが大きい。
振り返ってみると、私の公務員生活はとにかく窮屈で、
思考も行動も著しく制限されていた。
今の公務員には不文律がたくさんある。
法的にはまったく問題のないことでも、
「少しでも誤解される可能性のあることは一切するな。」などと言われる。
例えば、
被災地支援や高齢者宅の除雪などのボランティア活動。
法的にはなんの問題もないのだが、
公務員の副業禁止などが一部曲解され、事実上やりずらい空気に支配されている。
そのため、ボランティアに参加していても要所で腰が引けてしまったりすることも少なくない。
選挙の時もそうだ。
血縁者の選挙事務所に挨拶に行こうとしたら、「濃い政治活動をしていると誤解される可能性があるから行くな。」とか。
町内会や地域集会でもあまり発言するなとか、
とにかく、いちいち制限されてきた。
行動が制限されると、思考も限定的になる。
こうしたことが窮屈で、私はけっこうなストレスを感じていた。
今は、いつでもどこでも、
やりたいことをやりたいだけできる。
大半は一人で黙ってやっている。
誰かに評価されることが必要な場合もあるが、
本質はそこではない。
私は私に課せられた役割と忠実に向き合うだけだ。
そこが土台にならないと、生きている気がしない。
公務員の仕事は公共の利益を目的としているが、
私の公務員時代は巨大な歯車の一部でいた感覚しかなく、
仕事をしたという実感はあまりない。
今の方がはるかに仕事をしている。
私の場合、
早期退職で仕事をやめたのではなく、
公務員を辞めてから仕事を始めたと思っている。
人にはそれぞれ役割があり、
自分の頭で考え、そこに向き合うことが何より大切なのではないか。
限りある貴重な時間を切り売りし、
思考や行動を押しつけられ続けることは、本末転倒の誤った生き方だと、
私はそのように思っている。
私の役割は今を大切に楽しく生きることだと思っている。
私は自分の生き方がわりと好きだし、
生きることが心地よいと感じる人がたくさんいたらいいと思っている。
私は私の人生にしか責任を持てないが、
私の姿を見ている人もいる。
互いに、なんとなく、「ああ、いい感じ。」と思うことを増やせたら、
これからもどんどん楽しくなる。
それが私の仕事だと思っている。
きちんと「窮屈だ」と感じることができていて良かったですね。
ストレスをストレスと認識せず壊れていったり、
ストレスと認めなくて洗脳されて行き、他者にも強要し、従わない人を排除するという人も一定数いると感じます。
自分の心身に不健康な状況から一転して楽しそうで何よりです!!
本当におかしいことだらけで、いちいちまともに向き合っていたら辛くなるばかり。精神疾患を抱えた職員が増えてますが、当たり前の反応だと思います。ある意味、心を麻痺させないと生きていけなくて、今の環境で元気でいられるっていう方がちょっと変だと思ってます(笑)耐え忍んだ先に明るい未来があるならまだしも、今のような公務員文化は次世代に引き継ぐべきではないと思いますね(^^;
yutakanaonakaさんが発信することが大きな一歩ですね!