8月の下旬から日本株が爆連騰している。

国内のコロナ新規感染者数が減り始め、菅総理が退陣表明したのがきっかけになっている。

きっかけがあったからこうなったのだが、

きっかけだけでは、ここまで上がらない。

私は、こうなることもずいぶん前から想定していた。

ここ数ヶ月、

世界中の株価が上がり続ける中、

医療の逼迫、政治不信、理由は色々あるが、

日本市場だけがおいてけぼりをくっていた。

おいてけぼりをくって海外に比べて割安になっている日本株が、

何かのきっかけで一気に買われだすエネルギーがたまっていた。

そうした言説を見聞きしてもきたが、

ここで誰かからの受け売り話をしたいのではない。

私は実際に自分で投資をしているので、こうしたことをずっと前から肌で感じていた。

だから、

今の爆連騰にも驚きはない。

まだ上がるエネルギーがあると感じている。

もちろん萎んでしまうシナリオもある。

当てっこすることが目的なのではなく、

私は私が想定し得る全てのシナリオを折り込んで投資をしている。

今のように爆騰することも想定していたし、当然、その場合の準備もしている。

今月だけでもそれなりの含み益が出ているが、

今もこれからも、株価の動きがどうなろうが、別に嬉しくも悲しくもない。

今はこういう状況にあるのだと、そのようにしか眺めていない。

これから未曾有の大暴落が起きたとしてもおそらく平気だし、

むしろよい経験、チャンスになると思っている。

今の私が手掛けているいくつかの仕事も先行き不透明で、生活はけして楽ではない。

だからこそ、

方々にアンテナを張り巡らし、自分の判断で微調整を繰り返す必要があると思っており、

投資は、

投資そのものの損得以前に、

私にとって、朝起きて顔を洗うとか、水を飲むのと同じ、必要不可欠な最低限の営みなのだ。

短期的な視点で損得計算する発想もあるにはあるが、

それよりも、とにかく長く市場に留まり続けることに重きを置いている。

どんなビジネスをするにしても、

世界の政治経済の動き、方向性を見落とすわけにはいかない。

毎日たくさんの情報に触れているが、

たくさんの要素が複雑に絡まり合う中で、私なりに色んなことを考えている。

それが楽しい。

とても楽しい。

私は誰もが投資すべきと考えているが、

それは、

老後の資金を作ることだけを念頭にしているのではない。

これからの時代を生きていくために必要な情報に触れ、自分なりにその情報を処理解析し、

自分の意思と、自然と湧き上がってくる活力で、それぞれの人生を生き生きと歩いていくために必要なことだと思っているからである。

「自分は、みんなと同じように普通に働いて普通に貯めた分だけでいいから、投資はしない。」と言う人もいる。

そう思うならそうしたらいいが、

やはりそれでは、今まではともかく、

これからの時代は通用しないと、私は思う。

「投資は難しいからやらない。」と言う人もいるが、

「日本語は難しいから使わない。」と言う日本人はあまりいないと思う。

投資を難しく考え過ぎなのだと思う。

かりに難しいのだとしても、

人はどんなに難しいことでも、

置かれている状況の中で自然と必要なものを身につけていく習性がある。

今は、投資を素通りできる環境ではないと思う。

普通に辺りを見渡してみれば、

別にどうということでもないのだ。

ほんの少しでいいから、とりあえず始めてみたらいいと思う。

そもそも博打ではないのだから、不安は思い過ごし。

知らないままでいることの不安の方が大きいと思う。

始めてみたら、今まで見えていなかった世界が見え出し、俄然楽しくなってくる。

活力が生まれると、成長し、新たな可能性が広がる。

話が長くなり過ぎるのでここでは深掘しないが、

これからの時代は、投資から目をそらすことはできないと、私はそう思う。