昨夜は、けして楽しくはない夢を見ていた。
けっこう長く、うめき声も上げていたと思う。
だが、苦しいと言うよりは、
こちらの言いたいことを主張していた感じ。
これはおそらく、
幼少期からずっと抑圧の中におかれていた私の根っこにあるもので、
意識の表層に現れることはないし、たぶんこれからもない。
だが夢の中では、私なりに主張したいところがあるようだ。
夢の中でその思いを口にしようとすると、
例外なく体全体が重くなり、呂律が回らなくなる。
私の中からその思いが出て行く時に抵抗がかかっているのだと思う。
絞り出すように発せられる言葉は、いつもの自分らしいものではない。
イマイチ呂律が回らないのはそのせいだと思う。
だが私は平気である。
強がりではない。怖くもない。
たぶん私はこうした夢をほぼ毎晩のように見ている。
とっくの前に答えが出ていて、
私は最初からその答えに即した生き方をしている。
私の中で制御できていないとか、将来危険を感じるようなものでもない。
私を抑圧してきたものへの当然の反応でしかなく、自然なこととして受けとめている。
私を抑圧しようとするものが理不尽に覆い被さってきた時、
夢の中で、私はそれに支配されることを拒んでいる。
それだけのことだ。
これをいいとか悪いとかといった捉え方はしていない。
私の場合は、こうしたものを内側に抱えているという、私の現実の中で生きている。
それだけのことだと思っている。
これは、私の人生において課せられたカルマ(宿命)のようなものだと思っている。
前世の私は、
今は夢の中でしか出会うことのできない根っこの感情に飲み込まれていた可能性がある。
私はまだ人生を完結させてはいないが、
年々、カルマのようなものを意識するようになってきている。
夢の中だけでなく、現実世界の中で、
私は私のカルマを乗り越えていくために生きている。
今に始まったことではないが、
今朝もそんな思いをほんのり抱えながら目覚めた。