昨日は最高に天気が良かったので、妻と富良野方面をドライブしてきた。

富良野と言えば、広大な丘にカラフルな花が咲き誇る7月が一番人気。

6月はまだ花が揃わず観光客の数もまばらだが、その分どこに行くにも動きが取りやすい。

8:00無風快晴。自宅を出発。

三笠のセイコーマートでお菓子と飲料を買い込み、長い山奥の一本道をひたすら行く。

奥の方は携帯の電波が届かない。

濃い緑の中に飲み込まれ、セミの鳴き声でいっぱいになる。

ずっと山の中にいると、慢性的な目の疲れが取り除かれていくような気がする。

風に揺れる木の葉や鳥、虫の動きなどに注意を払っていると本当に視力が回復するかもしれない。

そんなことを考えながら9:30過ぎに富良野の市街地に出た。

スキー場の近くで喫茶店を経営している知人を訪ねてみたが、出掛けていて会えなかった。

妻の提案で初のニングルテラスへ。

真夏でも涼し気な森の中に、

小さなログハウス風のお店がランダムに建てられている。

まだ朝の早い時間だったので開いていないハウスもあるが、

木陰の中、深呼吸しながらのんびり歩くだけでもとても気持ちがいい。

ドラマ「北の国から」の特別展示をしている。

展示物の撮影等が禁止されているため詳しく紹介できないが、

ドラマの登場人物の相関図や年表、名場面を振り返る展示がなされ、次々と感動がよみがえってくる。

涙もろくなっている妻を見るとやはり泣いている。

私も少しもらい泣き。

亡き田中邦衛さんを偲びながらニングルテラスを出る。

近くのチーズ工房で白カビ系チーズとワイン入りチーズの試食で失われた塩分を補給。

目当ての一つである中富良野のフラワーパークに来てみたが、やはりまだほとんどの花が咲いていない。

だが花は無くとも素晴らしい景色。

おなかが減ってきたので眺めがよさそうなカレー屋の2階席でランチすることに。

地元の野菜をふんだんに使った野菜カレー。

野菜はもちろんルーが素晴らしく、とても美味しかった。

満腹のおなかをさすりながら、ファーム富田へ。

ラベンダーが咲き始めるのはもう少し後なのだが、さすがは天下のファーム富田、

車から降りた瞬間、辺り一面が早咲きラベンダーの香りに包まれている。

生きていて良かった。コロナ病棟から帰ってきて良かったと、あらためて思う。

ラベンダー畑の真ん中で深呼吸していると真上から太陽が照りつけてきて、

とにかく、、めちゃくちゃ暑い!

妻はラベンダーソフト、

私はラベンダーラムネ。

日光の直射を避け、

ドライフラワーや香水などが並ぶショップを歩き回る。

キャンドルシルエットグラスを買ってみた。

グラスの中でキャンドルに火を灯すと、ユラユラ揺れるシルエットが映し出される。

あまりにも暑いので涼しいところに行きたくなってきた。

さっきまでラムネを飲みながら十勝岳を眺めていたが、

山の方が涼しげに見える。左から尖ったオプタテシケ、美瑛岳、ハゲ山の十勝岳、富良野岳。

と、いうわけで、

車で40分かけて十勝岳望岳台に来てみた。

三浦綾子の「泥流地帯」でも有名な、今も活発に活動している十勝岳が目の前に迫る。

しばし立ちつくすが、ハゲ山は余計に照り返しが強くて暑いため長居せずに山を下りる。

美馬牛の四季彩の丘へ。

360℃見渡せる広大な丘。素晴らしい景色!

(ちなみにこの写真の紫色はラベンダーではなくサルビア。)

干し草ロールちゃんと記念写真を撮り、

ぜるぶの丘に着く頃にはかなり陽が傾き、しのぎやすくなっていた。

たくさん歩いて笑ったせいか、おなかが減ったので旭川でご飯を食べることにした。

キッチンキャスケットのハンバーグ。

ハンバーグに黒酢や山わさびをつけるのは初めて。レベルの高いハンバーグに満足。

帰り道の車中は妻と昭和歌謡曲クイズをした。

妻が悲しい色やねの上田正樹と浪花恋しぐれの岡千秋を同一人物と思っていたことが発覚した時には、

おかしくて涙で前が見えなくなるくらい笑った。