私は2020年3月に27年勤めてきた公務員を早期退職した。

FIRE(Financial Independence, Retire Early)、

「経済的自立による早期退職」と言えばカッコよく聞こえるかもしれないが、

実は1年経った今でも経済的自立を達成できているわけではない。

なにしろ、まだ資産よりも住宅ローン残高の方が大きいのだ(笑)

この話をすると「お前マジかよ。笑い事じゃないだろう。」と真顔で心配されることもある。

だが私は選択を誤ったとは微塵も思っていない。

早期退職して本当に良かった。

今は、好きなことを好きな時に好きなだけすることができている。

こんな幸せなことはない。

本来は当たり前のことなのだが、

今までの私はその当たり前から程遠い生き方をしてきた。

たしかに実際に自由を手元に引き寄せるのは簡単なことではない。

だからこそ私は、諦めるのではなく模索を続けてきた。

これからは人生の限られた時間を大切にしようと思っている。

「そんな綺麗ごとでやっていけると思っているのか?」

「好きなことなどできるものか。金がなければすぐに生活できなくなるだろう。」

こうも言われるが、

ここには少しズレを感じる。

私の思う私の好きなこと、やりたいこととは、

「どこにも依存せず、自分の生き方に責任を持ち続ける。」ということである。

私は自分の生き方を貫くために経済的自立が不可欠だと思っている。

今はまだ、そうはなっていない。

だから行動を起こす必要がある。

公務員を続けていて経済的自立ができるだろうか。

給料はおそらく減る。退職金もあてにならない。

もしかしたら増えるかもしれないが、それは自分の努力でどうなるものでもない。

仕事はさらに忙しくなり、思考や行動にも自由はない。ストレスの中で心身は消耗していくだろう。

その中で経済的自立を達成できるだろうか。

長寿社会の退職後をどう生きるか。

働きたくても働けるかはわからない。

どんなに能力が高くても、やる気があっても、その時の社会情勢で働けないかもしれない。

突然病気や怪我で働けなくなるかもしれない。

やはり経済的にも精神的にも自立を達成する「必要」がある。

目指さなければ、達成することもない。

さっさと行動を起こすしかない。

副業が禁じられている公務員をやってる場合ではない。

これが私の出した結論である。

どうなるかわからないが、挑戦することに意味があるのであり、どうなろうが後悔することはない。

この私の思いは、

意志が強いとか弱いとか、そういう性質のものではない。

私にとって挑戦することは、朝起きて夜寝ることとなんら変わりがない。

心と体が勝手に動いている。

それが楽しくて仕方がない。

私の言う、好きなこと、やりたいこととは、そういうことである。

新型コロナ感染拡大で当初考えていたことの1割もできていないが、

一つも困っていない。

むしろ想定もしていなかった事態が楽しくて仕方がない。

目の前に広がる景色を見渡しているだけでワクワクする。自然と心と体が動きだす。

日々刻々と変化する世界の中で、自由気ままに歩き回る。

小さな実践を積み上げていくことにより、未来が拓かれていく。

チャンスはそこら中に転がっている。

FIREするためには最低何千万が必要だとか言われたりもしているが、

私は、資産が十分でなくてもFIREは可能だと思っている。

自立を目指した瞬間、おそらくその人は自立できている。

それもFIREだと思う。