昨夜のうちにブログを一本書くつもりでいたが眠くて寝てしまった。

今は午前3時。すっきり目が覚めたので、空が明るくなる前に書き上げておく。

昨日はなかなか気温が上がらない中、DRで美唄市内を散歩してきた。

主に光珠内の林道の入口と伊藤沼周辺。

光珠内はまだ雪が深く、

農家の方の車両が複数出ていたので近づくのを遠慮した。

なので、

かつての石狩川から千切れた無数の三日月湖に向かう。

寒いので一番手前、石狩川本流の東側にある伊藤沼と菱沼へ。

産化美唄川を渡る橋で位置とルート確認。農家の私有地に入り込まないよう注意せねば。

その前に、「産化美唄川」の名称由来が気になる。

「サンケピパオイ」に漢字を当てたものらしい。

「サンケ」には、「〜を出す。」、「〜を下ろす。」などの意味がある。

かつての曲がりくねった石狩川は雨が降るたびに洪水となっていたが、

この辺りからも水が出ていたと言う説もあるようだ。

ピパオイは、「沼貝がある所」の意。

産化美唄川の北側に沿うようにして伊藤沼に近づく。

堤防の上に走る一本道。

右に伊藤沼、左に産化美唄川を見ながらトコトコとDRを進める。

この先は石狩川の本流にぶつかり行き止まりとなるため、通行車両がまったくない。

堤防の上なので景色が素晴らしく良い。

広大な石狩川の流域のど真ん中から、360度雄大な景色を見渡せる。

堤防の土手にマカヨ(フキノトウ)が生えている。

DRのエンジンを止め、まずは挨拶。

クレヘ アナクネ ユタカ ネ

アイヌ語で自己紹介し、何故ここに来たのか、ここにいる無数の精霊たちに話しかける。

一つひとつから声が聞こえてくるようだ。

家族で食べる分だけ採りたいと思う。

花が開いているマカヨも食べることができるが、苦味が強くなりすぎていることが多いので、つぼみ状のものが望ましい。

あらためて一つひとつのマカヨに声をかけ、

「食べていいよ。」と返事してくれたものだけ採らせていただく。

帰宅後、風呂に入って冷えた体を温める。

湯に浸かりながら、マカヨたちと会話をする。

大切に食べさせていただきますと。

風呂から上がり、下処理をする。

天ぷらと酢味噌和えと刻み味噌和えの3種類を作るが、下処理するところまでは一緒。

今はネットで調理の仕方も簡単に調べることができる。

妻に助けてもらいながら、一つひとつ作業する。

泥を洗い流し、黒く変色した部分を切り落とす。

7割を天ぷらにし、残りは酢味噌和えと刻み味噌和えに。

天ぷらはつぼみを開き、

ころもをつけて揚げる。

家族3人分。揚げてみると思っていたよりもボリュームがある。

こちらは酢味噌和え。下処理後、つぼみ状のまま90秒茹で、粗く切って酢味噌に和える。

酢味噌和え完成。

最後に刻み味噌和え。

包丁で細かく刻んでから炒める。

味噌を入れてさらに炒める。

出来上がり!

久しぶりにビールを出し、家族で美味しくいただいた。

ソンノ イヤイライケレ

(本当に、ありがとうございます。)