今日も天気が良かったのでDRで三笠の方に行ってきた。
天気は良いのだが日中でも気温が低く、
達布山展望台もクロフォード公園の広い駐車場もまだ雪が多かった。
寒さに震えながらなんとなく幌内に来てみると、

雪に潰された廃屋が目立つ。

思っていた以上に寂れている。
10年ほど前まで、私たち家族は、ほぼ毎年、ここ幌内を訪れていた。
2月になると、妻の伯母さんに誘われる形であるお寺の節分祈祷に参加していた。
かつてここの高台にお寺があった。
真冬の境内に結界が張られ、
そこで数人のお坊さんによる水行が行われた。
雪が降りしきる中、
勇ましい掛け声とともに水行が繰り返される。
その後、
お堂で家内安全、商売繁盛、交通安全、病気平癒などの祈祷が行われ、
最後に豆撒きが始まる。
なかなか盛大な豆撒きで、
落花生など豆類のほか、チョコレート、煎餅、飴、クッキー、ゼリー、スナック菓子など、かなりの量のお菓子が、雨あられと頭上に降り注ぐ。
中には、
立派な白菜や大根などの野菜、リンゴやミカンなどの果物、
大きな紅白餅や数珠、一升瓶のお酒などをもらったこともあった。
子どもだけでなく大人たちも歓声をあげ、持参した大袋にたくさんのお菓子を詰め込んでいた。
節分は元々、新しい年の訪れを告げる年中行事。
最後にみんなで温かい豚汁をいただきながら、
私も新しい年の始まりを実感していた。
ここに来るとそんなことが次々と思い出される。
あの頃は、
ここらにも家や店がたくさん建っていたと思っていたのだが、
いつの間にか、時の経過とともにすっかり変わり果ててしまっていた。
今朝、DRに跨って走り始めた時には、
ずっと官僚と政治家のことについて考えていた。
私が公務員になりたての頃と、今との違いを思い浮かべ、
今日はそのことについて動画の中で話し、ブログにも書くつもりでいたのだが、
幌内で受けた衝撃が強すぎて、頭の中がゴチャゴチャになってしまった。
今日は仕方がない。
とりあえずぐっすり寝る。
また明日も天気がいいのでDRと出掛ける。
寒そうだけど、私はどこかに行くだろう。
そして、行った先でまた何かしら受けとめることになる。
明日は何を思い、何を話し、書くことになるか。