今しがた、最後の夜勤を終えて帰宅した。

私は先月から週2回、某医療機関の夜間当直に出ていた。

ここの休日夜間の当直は3名でシフトを組んでいるのだが、

そのうちの1人が体調を崩したため、私が2ヶ月限定でシフトの穴を埋めた形である。

無事に役目を果たし、今はホッとしている。

夜間当直の役割は、

夜間の人の出入りの管理、これに尽きる。

夕方に面会簿の記入台を設置し、

消灯前にはナースステーションで入院患者や部屋移動の確認をする。

職員の超過勤務を記録したら、

何もなければ、

22:00〜4:30に仮眠を取ることができる。

朝起きたら、

事務室内のゴミと古新聞をまとめ、

ポットにお湯を沸かし、

受付ゴム印の日付を変え、

ホワイトボードに日付と担当医師名と入院患者数を記入する。

何事もなければ本当にこれだけである。

だが、

約50名の入院患者の大半は高齢者。深夜に容態が急変することも珍しくない。

電話や来院者への対応、夜間診療受付、救急患者の受け入れなど、

いつ何が起きるかわからず、常に人の命を預かっているという緊張の中にあった。

結果的に何もなくても、それなりの疲労感が心身に蓄積されてきた。

頭では理解していたつもりだったが、

実際に経験してみると、色んなことが見えてきたりもする。

とてもいい経験ができた。

夜間想定の避難訓練も経験できた。

仕事の合間には警備担当の人ともずいぶんと語り合った。

新しい縁に感謝している。