民族融和の機運を大切にしたい

日テレ情報番組「スッキリ!」の中で、アイヌ民族の心を傷つける不適切な表現があったとしてけっこうな騒ぎになっている。

アイヌ民族と和人との間の断絶があらためて印象づけられてしまったようで、とても残念に思う。

無知な芸人とテレビ局が悪いと言われたら、返す言葉もないが、

悪意がないからこそ出てきた、むしろ親しみの込められた表現なのであるのならば、

その気持ちだけでも素直に受けとめてもらえないものかと思ったりもする。

今流れている重苦しいムードを、

少し違ったものにすることもできたのではないか。

対応の仕方によっては、

不幸な過去を乗り越え、民族間の心理的な距離を縮めるきっかけにできたかもしれないと思うのだ。

問題のシーンを見ても、差別の歴史を知らない人にはピンとこない。

むしろ、大多数の人は純粋に可愛らしさと親しみを感じていたのではないかと思う。

多くの人はかつて差別があったことさえ知らない。

もっと歴史を学ぶべきだが、実際に勉強している人はわずかである。

どこに地雷があるかわからないとなれば、

今回のことを契機に、

アイヌ民族の問題から距離を取ろうと考える人が増えてしまうような気がしている。

せっかくアイヌ文化に関心を持つ人が増えてきていたのに、

とても残念に思う。

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