昨夜はたくさんお喋りしてきた。

相手は、夜勤で一緒になった警備のおじさん(笑)

夜間もそれぞれやることがあるのだが、明け方までは比較的穏やかな時間が流れていて、

仕事の合間に色んな話をした。

向こうから聞いてくるから、こちらは聞かれたことを話す。

本当に楽しそうに聞いてくれて、さらに掘り下げて聞いてくる。

そんな風に関心を持たれたら、こちらとしても向こうに関心を持つ。

こちらからも色々なことを尋ねると、

やはり興味深い話をしてくれる。

次回一緒に仕事をする日が楽しみになる。

自然体で温かい心のキャッチボールができるのが嬉しい。

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このような楽しい会話は、誰とでもできるわけではない。

むしろ珍しい方だと思う。

どういうわけか、私の周りにはベラベラ勝手に喋りまくるタイプが多い。

彼ら彼女らはマウントを取りにくる。

自信がなくて寂しいのだろう。

自信のなさを補うようにして自己陶酔している。

自己陶酔するのは別にいいのだが、

ややこしいことに彼ら彼女らは、

執拗に他者の承認や称賛を求めてくる。

そのために、ベラベラ喋り続けるしかないらしい。

自慢話をひけらかすことによって欠乏感を満たそうとしている。

付き合わされる方はたまったものではない。

私はお喋りな人の前では無口になることが多い。

自分の喋りたいことだけを喋る人の話は、とにかくつまらない。

マウントを取りにくるタイプに対しては、基本的にこちらから話すことはない。

向こうにはこちらの話を聞く気がないのだから、何を言っても無駄である。

相槌を打ったりして図に乗らせると余計に面倒なことになるし、

向こうと同じノリでこちらも喋り始めたら、こちらにその気がなくても自慢合戦にしかならない。

向こうはこちらをナメているのだろう。

たくさんの話題を持っていてコミュニケーション能力が高いことを誇示しているように見える。

そこのところで、無口な人を見下す形でマウントを取りにくる。

こちらの話を聞いたら悔しがるかもしれない。

暇であれば少し悔しがらせてもいいのだが、

バカバカしいし、面倒なので相手にしない。

わざわざこんなのを相手にしなくても、

他に話のできる相手はいくらでもいる。

向こうが変わらないのなら仕方がない。

自然と距離ができるだけのことである。