2021年2月24日の岩見沢の大雪を忘れない

もうすぐ3月になるというのに、岩見沢ではとんでもない雪が降り続いている。

昨日は隣町の新篠津の道道で息子の軽自動車が立往生した。

ほぼ視界ゼロの暴風雪の中、前後の車数台とともに6時間以上狭い車内に缶詰となった。

少しでも動けなくなった車は、あっという間に雪に埋まっていく。

動けなくなっても車内で暖が取れると思う人もいると思うが、

雪でマフラーが埋まると一酸化炭素が逆流するため、エンジンは切ることになる。

マフラー周辺の雪を除ければいいと思うかもしれないが、

視界ゼロの猛吹雪の中、除雪作業は簡単ではないし、

除雪したところで、数分でまた完全に埋まってしまう。

息子の車は寒さでバッテリーが上がり、暖を取ることはおろか、スマホの充電さえもできない事態に陥った。

早くから道路管理者やJAFに連絡していたのだが、あまりにひどい吹雪のため救助の見通しがつかない。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

夕方に息子生還。

たまたまいつもより厚着をしていたので助かったが、

息子だけでなく、家にいた私と妻も久々に怖い思いをした。

日没前に除雪隊が到達し、

親切な方がバッテリーチャージまでしてくれて事なきを得たらしい。

本州では気温が上がり、梅や桜の開花情報も飛び交っているが、

北海道はまだ雪が降る。

それもただの雪ではない。

春が近づくと、上空で寒気と暖気がぶつかりあい、局所的に凄まじい暴風雪が吹きつけてくることがある。

西高東低の冬型の気圧配置では筋状の雪雲が発生しやすくなるが、

この雪雲が、長く岩見沢上空に居座り続けている。

今朝の岩見沢は積雪深205cm。

2月下旬の岩見沢としては、おそらく観測史上最高を更新しているのではないか。

今回の大雪が始まる前、一昨日の岩見沢の積雪深は約140cmだった。

一晩で60cm積雪深が上がるとこんな感じになる。

1階の窓の半分以上が塞がり、家の中が暗い。

昨夜寝る前にあんなに雪かきしたのに、

今朝はこのとおり。

屋根雪と雪庇の様子、ボイラーの排気口も確認しないといけない。

岩見沢は自然が豊か。札幌にも近く、とてもいい町なのだが、

この雪だけは、本当にひどいと思う。

だが、忘れかけていた畏怖の念を思い出させてくれているようでもあり、

この大雪を、胸に刻み込んでおこうと思う。

10件のコメント

    • ありがとうございます。
      北海道もだんだん春っぽくなっていて気も緩みがちだったのですが、戒められた気がしています。
      あらためて自然の力を感じています。

  1. 今年は長い冬です…
    ワタシが住んでる市もウンザリするほど降ってますが、車の写真を見ると比でないです。
    2月の下旬頃から「あと10」と3月を待ち侘びてます。本当にあと少し、春を楽しみに気をつけて行きましょう。

  2. 自然の力は30分10分5分の差が命取りに。息子さん何事もなくて本当に良かったです。

    • ちょっとしたことが運命の分かれ目になったりしますね。今があるのもたくさんの奇跡が重なっているからこそ。息子にとってもよい経験になったと思っています。

  3. 大変な積雪、息子さんご無事に帰って来られて何よりでした。雪国にお住まいの方、本当に頭が下がります。

  4. 息子さんご無事でなによりです。
    私も10年と少し前になると思いますが、普段1時間位の距離を12時間程かけて帰宅した事があります。
    途中ホワイトアウトになり立ち往生しました。
    恐怖と寂しさですね。
    息子さん本当に良かった。

    • ありがとうございます。本当にいつ何が起こるかわかりませんね。少し緩んでいた心を戒めたいと思います。

コメントを残す