一昨日は赤平の炭鉱遺産ガイダンス施設に行き、

おなかが減ったので赤平市内でご飯を食べてきた。

ラーメンと蕎麦と丼物の店、珍来(ちんらい)。

店に入る前から注文は決まっているが、一応メニューを確認する。

ナットラーメンとか、少しだけ気になるが、

結局はこの三択。

赤平はトンカツラーメンの町として有名で、珍来以外にもトンカツラーメンを売りにしている店がいくつかあるが、

その中でも最初に名が挙がるのが、珍来。

これが一番人気の「ヘルメットトンカツラーメン」。

ヘルメットを模した丼ぶりがかわいらしく、

醤油ベースのあっさりスープと大きめのトンカツの相性がよく、とても美味しい。

家族はみんなヘルメットトンカツラーメンだが、

私はすでに経験済みだったので、

今回は「ガンガンラーメン」を注文。

こちらは味噌煮込みホルモンの鍋にラーメンを入れたもの。

空知の旧産炭地には焼鳥や内臓系肉料理など独特な食文化があるが、

ガンガン鍋もその一つ。

採れた石炭でストーブをガンガン焚き、

ストーブにのせた大鍋でホルモンをガンガン煮込み、

みんなでガンガン食べて、

ガンガン働く、

ということから名付けられたとのこと。

ちなみに、腸のことをアイヌ語で「カンカン」と呼ぶことから、

ガンガン鍋は元々はカンカン鍋だったのではないかと思ったりもする(私だけかも)。

閉山後の赤平は廃れるだけだと思っていたが、

炭鉄港ブームが徐々に広がりを見せ、

「水曜どうでしょう」のファンが全国から訪れるなど、

近年、少しずつその存在感を増している。

雪がとければズリ山登山もできる。

2021年は今まで見過ごしてきた空知の魅力再発見の一年になりそう。