今週が始まる直前には、先週末の流れを受け市場株価が一気に下落する懸念を抱えていた。

1月31日(日)のブログに当時の心境を書いているが、今は拍子抜けするくらい穏やかに推移している。

少し意外ではあるがこうした流れもあると考えていたので、特に感情が昂るといったこともなく予定どおりの投資行動ができている。

具体的には、

中長期的にあまり期待できないと感じる銘柄の一部を売り、押し目をつけていたアップルなどの米国のグロース株や再生可能エネルギー関連のETFなどを少しだけ買った。

今のところ売り過ぎもせず、買い過ぎもしていない。

先週に高値圏の銘柄の一部を売り、手元の現金を多めにしており、優良銘柄が押し目をつけたところで買い増す態勢を整えているが、

今週に入ってから全体として上がっているので、売りに出せるものがほとんど出てこない。

優良銘柄で割安なものはあまり見当たらないし、買ってから急に下がり出すのも困るので、これといって買えるものも出てこない。

ただ、よく見ていると、

今週は日によって再生可能エネルギーや半導体関連から他のセクターに資金が循環したりしており、押し目をつけやすい流れもあるにはある。

普段手の出せない値がさ株を買えるチャンスもあるかもしれない。

だが、日本の値がさ株の購入には危険が大きいので見合わせる。

買った後、急激に下がる可能性を考えると買えない。

日本株の場合、大幅に下落すると長期的に戻らない可能性もあると思っている。

だからこれからは、日本株を少しずつ売って、押し目をつけた米国株を少しずつ買い増していく。

これが当面の基本戦略となる。

少子高齢化が進み人口減少が確実な日本と、今も人口が増えている米国とでは市場の将来性が全然違う。

その米国株も高値圏にあるのだから、一気に買い増すのは危険で警戒が必要。

そう考えた時、日本株を保有することにある種の違和感を覚える。

私が日本だけでなく、また米国だけでもなく、日米両方の市場に参加しているのは、こうしたバランス感覚を敏感に感じていたいからである。

だからアンテナとしての日本株保有は続けていくが、

基本的に日本株はリスクが高いと思っている。

オリンピック熱が引いていく少し前から日本株を徐々に引き上げ、米国株にシフトしていく。

資金力に乏しい私はとにかく生き残っていかねばならない。

あらゆる可能性に配慮し、市場において生き長らえていくことが最優先。

長く居続けることによって、良質な情報を手にすることができ、知識と経験が蓄積され、資金をより生かすことができると考えている。