今日から月が変わって2月になった。

2月と言えば節分。節分は毎年2月3日と思っていたが、カレンダーをよく見ると、

2月2日?!

調べてみると、節分が2月2日になるのは1897年(明治30年)以来、実に124年ぶりらしい。

節分は2月3日とは限らない。まず、太陽と地球の位置関係でその年の立春の日が決まり、立春の前日が節分となる。

地球は365日で太陽の周りを一周するが、厳密には少しズレている。このズレを補正するために4年に一度の閏年があるが、それでも微妙にズレがある。

この微妙なズレにより、2月3日を中心に年によって節分の日も変わる。

1985年から2020年まで36年連続で2月3日だったので、2月3日に固定されていると思い込んでいる人も多いが、今年のように2月2日の年もあれば、2月4日の年もある。

今年以降、しばらくは閏年の翌年の節分が2月2日になる。しだいに2月2日の年が多くなり、2090年代になると2月3日よりも2月2日の方が多くなるようだ。

スーパーに行くと、このような貼り紙がしてあった。

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20年くらい前、

うちでは私がリアルな鬼に扮し豆撒きをするのが恒例となっていた。

車内で私が海パン一丁になり、鬼のお面をつけ、

マイナス15℃の猛吹雪の中、大声をあげてベランダから家の中に乱入。

まだ幼かった子どもたちは、驚き、顔を真っ赤にして泣きながら、必死になって私に豆を投げつけてきたことを思い出す。

時が経ち、

義父母と一緒に年の数だけ豆を数えたり、

笑いをこらえながら、無言で恵方巻きにかぶりついたり。

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四季のはっきりした北海道では、

季節がめぐるごとに自然をより身近に感じる。

その積み重ねが私たちの心に何らかの作用を及ぼしてきた。

北海道の節分は冬ど真ん中。

まだまだ厳しい寒さが続くが、

これからは少しずつ日も長くなり、春の気配を感じることも増えてくる。

節分の声を聞くと、私の心も自動的に切り替わる。

気分は春に向かう。

節分を機に邪気を払い、さっぱりした気持ちで向かいたい。