スリップして路肩に突っ込んだ車を助け出す

ここ数日の好天で目に見えて積雪深が下がってきた。

2週間前には170cmあった岩見沢の積雪深が、今は121cm。

幹線道路では早くもアスファルトがむき出しになっている。

なんとなく春が近づいてきたような気分になり、速度を上げる車もあるが、

日中は良くても、夕方以降には濡れた路面が凍結し滑りやすくなる。

さっき市内で買物をしていたら、

スリップして路肩に突っ込み、動けなくなっている車があった。

左前部から雪山に乗りかかり、前輪が浮いているために抜け出せなくなっている。

運転手の男性一人しかいないらしく、周りの雪を懸命に掘りかえしているが、

一人では無理っぽい。

近くに車を停めて助っ人に向かった。

現場の状況からして、私が前から押して、車をバックさせることにした。

浮いている前輪が下につけさえすれば抜け出せそうである。

見た目は少し大変そうだったが、

それほど力を使うこともなく、意外と簡単に抜け出すことができた。

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こうしたことは珍しいことではなく、毎年何度か遭遇する。

子どもの頃からよく見てきたし、北海道には互いに助け合う文化がある。

私も助けてもらったことがある。

5年ほど前、出張中に車を停めて電話をしていたら、スケートリンクのような凍結路面のため、そこから動けなくなってしまった。

色々工夫してみるが、一人ではうまくいかない。

たまたま下校中の中学生が事態を察知し、数人が駆け寄って手伝ってくれた。

男の子だけでなく女の子もいる。

彼ら全員、私の考えていることを瞬時に理解し、タイミングよくサポートしてくれた。

車を動かせた瞬間の子どもたちの目が忘れられない。

名前は聞かなかったが、

私は翌朝学校に電話して、教頭先生に感謝の気持ちを伝えた。 

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今日私が助けた車の運転手は私と同世代だったと思う。

交わした言葉は少ないが、

やはり目が合った瞬間から状況判断が一致していて、阿吽の呼吸でスムーズに抜け出すことができた。

抜け出した瞬間にも目と目が合い、それだけで互いの気持ちが伝わった気がした。

目が合うだけで気持ちが通じ合うことを何度か経験しているが、

思い返してみると、

私の場合は、

動けなくなった車を救出する際にそうしたことを感じることが多い。

自然な信頼関係があって、目的がはっきりしている時には言葉はあまり必要がないのかもしれない。

挨拶や感謝の気持ちも、必ずしも言葉にしなくても目だけで通じ合えることもある。

今夜はこのイメージで眠りたいと思う。

2件のコメント

    • そうですね~
      世知辛い世の中ですが、捨てたもんじゃないです。気持ちのいい人もたくさんいますよね(^^)

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