意外と知られていない化石の話

今日は三笠ジオパークの勉強会に参加してきた。

テーマは化石の科学。

化石については子どもの頃から関心を持っていたが、

なんとなく図鑑を眺めていたくらいで学ぶ機会もなく、知らないことが多い。

ずっとモヤモヤしていたので、テーマに惹かれて勉強会に飛び込んできた。

化石とは、

学術的には「1万以上昔に生きていた生物の体」か、「1万年以上昔の生物が生きていた痕跡」を指すらしい。

見た目は化石のようでも、例えば9,000年前のものは化石とは呼ばず、ただの骨とか貝殻ということになるらしい。

また、面白いのは、

仮に12,000年前の氷河期に生きていたマンモスの完全冷凍保存が見つかったら、それも化石と言うことになるらしい。

石化していなくても「1万年以上昔の生物の体」なので、化石として扱われるとのことであった。

三笠市博物館の加納館長の説明がわかりやすい。

「化石」はあるところに行けばいくらでも見つかるような気がするが、

よくよく考えてみれば、

生物が化石として今に形を残す確率はかなり小さい。

まず、死んでから風化するまでに土砂の下になること自体が珍しい。

さらに、風や水の流れ、地殻変動などの影響をあまり受けずそのままの形で長い時間圧力を受けて固くなる必要がある。

奇跡的な偶然が重ならないと私たちにとってわかりやすい形の化石にはならない。

三笠で化石と言えばアンモナイト。

アンモナイトの化石は本州でも散見されるが、三笠のように状態のいいものは滅多に出ないらしい。

アンモナイトは巻貝の一種のように見えるがイカやタコの仲間。1億年前は世界中の海にたくさん生息していた。

三笠の辺りは海だったということである。

また三笠は石炭が採れるが、

それはかつてこの地が湿地帯であり、巨木が生い茂っていたことを物語る。

こうしたことをリアルに感じることができるのが三笠ジオパークの魅力である。

三笠は2013年にジオパークの認定を受け、地球と生物の関係について私たちの知的好奇心をくすぐり、学ぶ機会を提供し続けている。

私は十勝岳のジオパーク構想にも縁があり、これからも携わっていきたいと考えているが、

北海道には丸ごとジオパークの認定を受けてもいいくらいの魅力が詰まっていると思う。

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