日本人の何%が株式投資をしているか調べてみた。

日本証券業協会が出している調査推計値によると、

2018年に株式を保有している人は人口の12%に相当する1,266万人。

年齢別の株式保有者数と人口に占める保有者の割合は、

  • 20〜39 159万人( 6.0%)
  • 40〜49 187万人(10.3%)
  • 50〜59 219万人(13.2%)
  • 60〜69 319万人(20.4%)
  • 70〜99 381万人(13.6%)
  • 合  計 1,266万人(12.2%)

となっており、

保有者の半数超を60歳以上が占め、若い世代の株式保有率が想像していたよりも低い。

保有者数と保有者の割合を男女別で見ると、

  • 男性 844万人(17.0%)
  • 女性 422万人( 8.5%)
  • 全体 1,266万人(12.2%)

投資先について見てみると、

95%以上の投資家は日本株を保有しているが、米国など外国株を保有している投資家は数%にとどまっている。

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ここ数年、雇用や労働の環境が大きく変わる流れにあり、

労働収入以外の複数の収入口を作る必要性を感じている人が増えている。

その中で株式投資も注目されているが、投資家の数は意外と増えていない。

投資にはたしかにリスクがある。

普段忙しくしているとじっくり腰を据えて取り組むことができないというのもわかる。

だが、飛び込んでみないことには何も始まらない。

飛び込まずに留まり続けることで現状が維持できるわけでもない。

飛び込まないことによって失うもの、リスクがあることから目をそらすことはできない。

今は初心者でもネットで簡単に、少額から開始できる。

100円でも始めるだけで、12%しかいない投資家の中に入ることになる。

さらに、

日本株だけでなく外国株を持った瞬間、12%のうちの4%、つまり0.5%の外国株を持つ投資家となる。

始めることと成功は同じではないが、貴重な経験値が確実に積み重なっていく。

労働の価値が低下している日本では、資本力を生かして経済を回す発想が不可欠。

投資は、個人的な資産を運用する行為だが、

それと同時に、社会貢献できる行為であることを明確に意識すべきだ。

私たちは労働の代わりに資本を差し出すこともできる。

高齢化の進んだ日本において、

中高年が社会に貢献できる現実的な手段として、

投資はきわめて有効。社会的な行為なのだ。

現場で働けなくなった瞬間に生きる目的を見失ってしまう人も少なくないが、

投資の考え方をほんの少しあらためるだけで元気になれる人も大勢いると思う。