8ヶ月前に公務員を退職した時には道内の観光に携わっていくつもりでいたが、

思っていたことがほとんどできないまま、2020年が終わろうとしている。

いまだコロナ収束の目処は立っておらず、今後もやりたいことがどこまでできるか見当もつかない。

こうなった以上、現状を冷静に分析し軌道修正していくしかない。

この冬は家の中でできることに集中しようと思っている。

私がコロナで学んだのは、これからは行政や会社などの組織はあてにならないということ。

働き場所と収入が今までと同じように確保できるとは限らない。

コロナが過ぎ去っても、いつ新たな感染症が蔓延するかもわからない。

私が事故や病気で働けなくなってしまう可能性もある。

だが何が起きても、私は家族の生活を守らねばならない。

インフラが整備されている今の日本では、労働の価値が相対的に低下しており、他国と比較しても給与水準がかなり低くなっている。

懸命に働き続けても給料は減り続ける可能性が高く、

雇用そのものの安定も望めない。

であれば、

生活を守るためにお金がお金を生み出す仕組みを作っておく必要がある。

私が公務員を早期退職して8ヶ月が経過したが、この間、お金についても色々なことを学んできた。

楽しく学びながらも、今まで無知でいたことに愕然とし、危機感を覚えてもいる。

コロナのおかげで株式投資にもじっくり取り組むことができ、良かったと思っている。

コロナがなければ、お金を働かせるという発想を持つことさえできなかったはずだ。

投資は博打のようなものだとしか思っていなかったし、

生活費を確保するためには死ぬまで遮二無二働き続けるしかないと思い込んでいた。

しかし、それでは家族の生活は守れない。

今の日本ではいくら労働収入を追い求めても、ゆとりが持てず心豊かに生きることは難しい。

この冬は持てる資産をいかにして有効に生かしていくか徹底的に考え、実践していきたい。

ブログについても同様である。

これからは社会的信用が物を言う。

拙い記事ばかりだが、ここには毎日の出来事や思いを通じ私の思想哲学が蓄積されている。

社会的な信用に繋げる資産の一つとして、ブログも大切に育てていきたい。

当初やりたいと思っていたことができなかったという意味で非常に厳しい一年となったが、

私はこれで良かったと思っている。

今年の春に早期退職していなければ、私は今頃、どこかの道立保健所で感染症対策の担当をしていた可能性が高い。

将来に漠然とした不安を抱きながらも忙しく動き回り、お金や自分の人生のことなど、大事なことから目を逸らし続けていたに違いない。

このタイミングで退職に至ったのは、私の意思だけではない何かが作用しているからだと思っている。

生活基盤を確立するのは簡単なことではないが、

心配ばかりしていても仕方がない。

立ち止まっている場合ではない。

やらねばならぬことがたくさんある。

やる以上は、楽しみながらやるだけだ。

天命に従って目の前のことに向き合うしかない。今の自分ができることをやるしかない。