年末にさしかかったので、2020年の自身の株式投資を振り返っている。

現時点で資産の38.8%を株式に投資しており、その内訳は日本株65.39%、米国株34.01%、全世界インデックス0.51%。

全世界インデックスの割合が小さくなっているが、妻が積立NISAで全世界を買っているので、私は日本と米国の市場に広くアンテナを張ることに重点をおいている。

日本に住んでいるため必然的に日本株が多くなっているが、

体感として米国株の方が元気がいい。

私の持ち株のここまでの成績は、

日本株+7.31%、米国株+13.21%、全世界インデックス+11.50%。

全ての国やセクターにバランスよく買えているわけではないが、

私個人のデータからは、今も米国が世界経済をリードしているように見えてくる。

現在の日本市場は平成バブル以来の活況に沸いているが、

短期的な値動きで利益を上げることができたとしても、中長期の保有に向く銘柄はそう多くはない。

やはり国内で急速に進行している少子高齢化の影響が大きい。

人口の減少で生産力と消費が低下していく流れにあり、国内市場の縮小は避けられない。

一方、米国は移民の問題などもあるが当面の人口は増え続ける。

市場規模が拡大しており、中長期的な成長を期待できる。

来年以降も市場の状況に応じて資産を薄く広く配分していくことになるが、

割合としては預貯金から株式へ、日本から米国へとその重心を移行させていくことになると思う。

春先から資産の3割を目安に株式投資を始めたが、常に身の丈にあった投資を続けていこうと思っている。

労働の価値が相対的に低下している今、預貯金ではとうてい得ることのできないリターンを期待できる株式投資が注目されている。

当面、オリンピックまでは日本株が買われていくと思うので、来年はさらに国内投資家が増えるのではないか。

日本市場の縮小は避けられないが、雇用の流動化が進めば、新しい価値観と理念を持った企業が出てくる。

オリンピック後の世界はまだ具体的にイメージできていないが、あちこちに可能性を感じさせる動きもあり、とても楽しみである。