奇跡のバッテリー

昨夜は子どもの頃に近所の公園で草野球をしていた頃の夢を見ていたらしい。

そのせいか、かつて浪商の香川に憧れていた記憶がよみがえっている。

野球好きな私だが、高校野球にのめり込んだのは1979年夏、香川&牛島の浪商が初めてだったと思う。

おおらかで頼もしいキャプテンキャッチャーの香川と、いかにも鼻っ柱の強そうなエース牛島。

当時10歳の野球少年だった私はキャッチャーをしていたこともあり、香川&牛島の浪商に強く惹かれていた。

特に香川のキャッチング、セカンドへの送球リズムや体の使い方などは今も私の脳裏に焼きついており、

自分の姿をガラスに映して何度も何度もマネをした。

そして、なんと言っても、あのチャンスに強いバッティング。

香川は少しニコニコしながら打席に入っていた印象がある。

自分は打てると思って打席に入っていた。

私はプレッシャーに押し潰されることの多い子どもだったので、香川の勝負強さに憧れていた。

だが、香川だけでは物足りないのだ。

牛島が投げ、香川が受ける。

絶対に信念を曲げない牛島も、香川以上に強烈な個性の持ち主だった。

再三にわたり、ベンチの指示を無視し、ガチンコの勝負をする牛島。

その姿が眩しかった。

あの時の牛島の力を引き出せるのは香川しかいないと今でも思う。

まさに奇跡のバッテリー。

香川も牛島もどちらも傑出した才能を持っていたが、

二人がバッテリーを組むことによって、大きな相乗効果を発揮していたように思う。

牛島は、香川ならどんな球でも受けとめてくれると思って投げていたし、

香川も牛島のどんな球でも受けとめる気持ちでいた。

私も牛島のようなピッチャーと出会い、香川のようなキャッチャーになるのだと思っていた。

今でも諦めたわけではない。

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