私は公務員を辞めたが、仕事をやめたわけではない。

自分本来の仕事をするために組織から抜け出した。

公務員の仕事も仕事には違いないのだが、

それは、私個人が思う仕事とは内容もやり方も大きく異なっていた。

これからの自分は何をなすべきか。

齢50を数え、

私自身が心から必要と思うことに向き合うために、私は公務員を辞めたのだ。

私の考える仕事とは、何かの犠牲になることではない。

次の世代に、先人から引き継いできた生のエネルギーを伝達していくことだと思っている。

私は生まれてきた以上、この人生をまっとうしようと考えている。

そのために毎日どんな気持ちで過ごしていこうと、私は思うのか。

これは100人いたら100通りあると思うが、

要するにその人なりに今を生きることが大切だと思っている。

次の世代に伝え残すとはどういうことか。

言葉や文字の形にしたとしても、それだけ手渡しても何も響かない。

やはり生き様を示すことだと思っている。

私にも人生の先輩たちがいた。

先輩たちはその時代をどう生きてきたか。

その思いを受けとめ、その思いを胸に、私も今を生き抜き、自分なりの人生をまっとうする。

自分に嘘をつかない生き方であること。これに尽きると思っている。

私が自分の人生をまっとうできるかどうかは、死ぬ瞬間までわからない。

だが、私は挑戦を始めた。

挑戦を始めることができたのも、たくさんの縁や運の巡り合わせがあったからであり、

すべての縁に感謝している。

今日も素晴らしい天気。

美味しい水をありがとう。

美味しい空気をありがとう。

私が一日のうちにできることはほんのわずかであるが、

あらゆる恵みと縁に感謝しながら、今日も楽しい一日を過ごしたいと思う。

それが今の私の仕事だと思っている。