今日は秋分の日。

秋分の日は夜の時間が昼の時間を逆転する日だと思っていたが、半年前に調べたらちょっと違うということがわかった。

いい機会なので、復習を兼ねて少し深堀りしてみる。

まず、日本標準時(東経135度)の今日9/22の日出、日没、日長はこうである。

  • 日出 05時48分11秒
  • 日没 17時57分05秒
  • 日長 12時間08分54秒

昼の方が9分近くも長い。では、日長が12時間を下回るのはいつなのか。

  • 9/26 12時間00分18秒
  • 9/27 11時間58分09秒

今年は9/27のようだ。

では、何故9/27を秋分の日としないのか?

地球から見た太陽の軌道を黄道(こうどう)と言う。

一方、地球と同じように天球も緯度と経度で座標を作ることができるが、天の緯度が0度の線を天の赤道と呼ぶ。

この天の赤道と黄道が交わる点が春分点と秋分点となる。

太陽が天の赤道の南側から北側に出てくると北半球は日が長くなり、

反対に天の赤道の北側から南側に移動すると北半球の日が短くなる。

太陽が春分点を通過して北側に向かう日が春分の日で、秋分点を通過して南側に向かう日が秋分の日なのだが、

春分の日も秋分の日も日の長さはどちらも12時間を超えている。

何故か。

光の屈折の他、日の出は太陽の頭が地平線を超えた瞬間で、日没は太陽が完全に地平線の下に没した瞬間であるから、太陽の大きさの分だけ長くカウントされることなどが影響している。

これから一気に日が短くなり、やがて冬になる。

なんだか今から半年後の春が待ち遠しくなってきた。