9月に入ってから米国市場の雲行きが怪しい。

暴落と呼ぶには早いが、

市場を牽引してきたナスダックでも10%程度下落しており、今までとは様子が違う。

思うように失業者が減らない中、追加経済対策が不透明なことなどが要因と思われる。

下がり始めてはいるが、市場は今も実体経済から乖離した高値圏にある。

これ以上の上昇はあまり望めないとして、GAFAMなどのハイテク銘柄にも利益確定の売りが目立っている。

まだ調整の段階であるが、

大統領選を控え、コロナワクチン開発を巡るドタバタ、米中摩擦など、不安定な要素がたくさんある。

半年前と同レベルか、それ以上の暴落が起きても不思議ではない。

その可能性に配慮しないわけにはいかない。

一方、今の東京市場は米国市場の影響をそれほど受けていない。

菅政権が発足したばかりであり、なんとなくご祝儀相場みたいな、暢気な空気が流れている。

ジリジリと円高に振れているようにも見えるが、

当面は新政権の外交や経済政策を注視していきたい。

私は、近いうちに世界的な下落局面がやってくると思っている。

と言うか、

そこまで下がらないかもしれないが、暴落する可能性も低くないので、備えておくという感じでいる。

リスクオフでキャッシュを多めにしておき、優良銘柄が安くなったら買う。

安くならないなら買わない。

優良銘柄と言ってもどれが優良なのかあらためて考えておく必要がある。

コロナ禍で世界経済の流れは大きく変わっている。

ファンダメンタルやテクニカル分析だけでなく、アフターコロナの需要見込みや参入障壁などについてもよく見極めておきたい。

私の投資の基本スタンスはバイアンドホールド。

売買差益で儲けることを目的としているわけではない。

そこから行くと、投資先は日本株より米国株が中心となってくる。

私にとって投資は博打ではない。

私の資産など本当に微々たるものだ。

だがたとえわずかであっても、未来のために持てる資産を有効に活用したい。

そのためには勉強し、わずかでも実践し、少しでもよりよい形を目指していくしかない。

簡単ではないかもしれないが、そこまで難しいことでもない。

自分の部屋の中を掃除して、模様替えするのと同じことだと思っている。

全てのものを有効に活用する発想に過ぎない。

お金とはどういうもので、どう扱うべきなのか、私なりに考えて行動している。

いつまでも部屋に寝かせておくくらいなら、外で元気に働いて欲しい。

お金が生き生きしていると、こちらも元気になってくる。

 

苦しくて不安な時代と言われているが、見渡せばこの世には希望がたくさんある。

今は1,000円からでも始めることができる。

お金は汚いものなんかじゃない。

八百万の神々と一緒。

敬意を持って、対等に付き合うべきものだと思っている。

みんながお金に生命を吹き込む意識を持つことで世界が変わると思っている。