差別はよくないと言いながら、学歴だけで人を判断する人がいる。
社会の分断を嘆きつつ、自分とは思想や立場の違う人を見下す人もいるし、
平和を唱えながら、少し小突かれただけで思い切り殴り返す人もいる。
その結果、どうなるかくらいはわかっているはずだ。
だが人間は感情の生き物であり、薄々わかっていても、つい感情的になってしまう。
私にもたくさんの複雑な感情が湧いてくる。いつもコントロールできているわけではない。これは仕方がないことだ。
行き場を失った様々な感情が飛び交い、ぶつかり合う。これが現実なのだ。
その中にあっても、よりよい未来を思い描き、地味で小さな一歩を刻み続けるしかない。
以前は嘆き悲しんでいることが多かったが、今はそうでもない。
嘆き悲しんでいるヒマがあったら、自分にできることを少しずつでもやっていこうと思っている。
今朝はオバケのように巨大化した庭のキュウリを妻が油炒めしてくれた。
温かいご飯とキュウリの油炒め。
嬉しくて、楽しくて、美味しくて、写真を撮るのも忘れて2人で一気に食べてしまった。
私だって誰かにダメ出しすることを目的としているわけではない。
全ての人が平和で温かい時間を重ねていけることを願っている。
そのために、感情からより自由になる生き方をさぐっていきたいと思っている。