今日午後、合流新党の代表選が行なわれ、枝野氏が選出された。

結果は予想どおりだが、大事なのはその過程である。

合流新党は、代表選を通じて国民に強いメッセージを送り届ける必要があった。

その意味において、今回の代表選はとてもよかったのではないだろうか。

自民党総裁選の陰に隠れ、一般に注目されていないと言う人もいるが、私はそうは思っていない。

自民党総裁選の顔ぶれを見てもまったく新鮮味がない。

ここで合流新党の代表選が無投票で終わっていたら、国民の無関心、政治離れはさらに進んでいただろう。

一つでも新しい顔が出てきたというだけで雰囲気はガラリと変わる。

その意味で、今回、泉氏の果たした役割はとても大きい。

出ただけでなく、良いことを言っている。

政界にもいずれ世代交代の波がやってくる。

次期首相に指名されることが確実視されている菅氏と合流新党を率いる枝野氏の攻防に、今、どれほどの国民が期待しているだろう。

私は、泉氏の演説を聞いて何かホッとした。

私自身、長年にわたり硬直した組織の中でどうすることもできない無力感に包まれてきたのだが、

こうして自分よりも若い人がはっきりと発言している姿を見ると嬉しくなってくる。

次期総選挙を節目に政界の潮流も変わっていくのではないか。

そんな直感が、私の中に走った。