昨日、屈斜路湖畔で行われた第21回絶滅種鎮魂祭のシンポジウムでコーディネーターを務めてきた。

テーマは、

「地球における人間の役割とは何か」

今回のパネリストは3人。地方FMラジオの運営者、国交省の課長、旅行会社の社長という個性豊かな面々である。

考えれば考えるほど話が拡散しやすくなるような壮大なテーマで、制限時間は60分。コーディネーターとして進行には工夫が要る。

3人のパネリストの日頃の取り組みから未来ベクトルのイメージをそれぞれ語ってもらい、

そこから私たちの地球との関わり方、一人ひとりの役割についての意見を引き出すという構想で臨んでみた。

まず、若い世代の自発性や自己肯定感の欠落などが目立つが、コロナ後の世界は価値観やシステムが変化することか指摘された。

こうした中、豊かな恵みに感謝し道民一人ひとりが持続可能な社会に向けて小さな実践を重ねていくべきといった意見にも触れることができた。

私たちが縄文以来の精神文化から学ぶべきことは多い。

コロナ禍でインバウドが激減しているが、北海道への興味関心はむしろ高まりを見せており、新しい観光のあり方が確立されていくと思われる。

ありがたいことに、シンポジウムを契機に様々な方々と意見を交換することができるようになった。

今あらためて、全ての縁に感謝している。

私自身、これからの北海道観光にも何らかの形で関わっていくことになる。

どのような形になるかわからないが、自分の役割を果たしていきたいと思っている。