久々にDRと散歩に行ってきた。7/30以来なんと13日ぶりである。

ここのところ空模様が不安定だったこともあるが、もっと乗っておけばよかった。

それにしても暑い。昨日から全国的に気温が高くなっていて、岩見沢でも軽く30℃を超えている。

あまりの暑さに家でぼんやりしていたら、DRから少し強めの声が聞こえてきた。

とりあえずカバーを外して空気を吸わせてくれと。

気がついたら、

私は美流渡二の沢のダート入口にいた。

DRに導かれるようにして山の入口にやって来るのは珍しいことではない。

催眠術をかけられているような不思議な感覚だが、もう20年以上前から、私はこれを気持ちよく受け入れている。

今日は二の沢からシコロ沢を目指す。

これはちょっとした冒険なのだが、DRが強く誘うのだから仕方がない。

今日に関しては、13日も我慢していたDRの方が私よりも立場が強いのだ。

それにしても、二の沢に入ったのは10年以上前。道もほとんど覚えていない。

勾配がきつく枝道も多いがグーグルマップを見ても何も表示されない。太陽の位置と方位磁石を見ながら直感で道を選ぶ。

倒木や冠水で道が塞がれていてかなり遠回りしたが、

狙っていたポイントに出ることができた。

鬱蒼とした道なき道から、シコロ沢林道の本線に出るとホッとする。

泥水をはね上げながら、ちょっとしたスリルと冒険心を味わうことができ、少し得した気分である。

DRを走らせると、頬や腕に気持ちのいい風が当たる。

膝から下が泥水でベチャベチャになっていたが、日の光と風であっと言う間に乾いた。

ありがたいなぁ、気持ちがいいなぁ、と思っていると、

太陽の光を浴び山の空気を目いっぱい吸い込んだ全身の細胞が、プチプチパチパチ弾け出し、

山の精霊たちと響き合うようにして喜んでいるのがわかる。

家に帰ってきてから、DRにこびりついた泥をホースの水で流した。

明日もDRと山に行こうと思っている。