7/24、インテル株がたった1日で16.24%安となった。
インテルに何が起きたのか。決算を見る限り順調に増収増益しており業績自体は悪くない。
ただ、インテルが開発している次世代半導体の発売時期が予定より遅くなるとの発表があり、そこが嫌気されたようだ。
しかし、たった1日で16%マイナスとはただ事ではない。
インテルほどではないが、先週は、これまで市場を牽引してきたアップルやマイクロソフトなどのハイテク銘柄が軒並み株価を下げている。
高値更新してきたナスダックにも伸びの鈍化が見られ、市場全体の雲行きが怪しくなってきている。
世界的に大規模な金融緩和が進み、コロナバブルとも呼ばれる沸騰市場が続いてきたが、そろそろ実体との乖離を埋める動きが出てくるかもしれない。
まずは7/27朝、4連休明けの東京市場の動向が注目される。
寄りつきから東京エレクトロンなど値がさ株の下落が予想され、日経平均としても下げてくる可能性が高い。
ここのところの東京市場は夏枯れ感に包まれていたものの、株価自体は比較的保たれていた。
だが、3月下旬から一貫して伸び続けてきたハイテク銘柄の動きによっては市場のムードが一変するかもしれない。
世界中で経済活動が再開されてはいるが、コロナの新規感染者数は今も増え続けている。
これまでワクチンや新薬の開発、ハイテク技術などへの期待感が株価を押し上げてきたが、企業業績や失業者数の推移を見ても厳しい材料が並ぶ。
ここで潮目が大きく変わるかもしれない。
今週の市場にはいつもより注目している。