今朝のニュースを見ていてあらためて感じたことがある。

国際社会において中国への風当たりが一層強くなっている。

南シナ海の領有権についてアメリカが中国の姿勢を非難し、

イギリスが5G市場においてファーウェイの機器を排除することを決めた。

新型コロナ陰謀論なども背景にある。

コロナパンデミックによりアメリカの没落が10年早まったとの見方もある。

米国主導の国際社会が、虎視眈々と世界覇権を目指す中国への警戒を強めている。

特にトランプ大統領には強い焦りが見られる。

アメリカ国内の新規感染者は今も増え続け、各地の経済活動に大きな支障が出てきている。失業者も思うように減らない。

11月の大統領選でも苦戦が伝えられ、側近や親族からも暴露本などが次から次へと出てくる。

トランプの威信は地に落ちている。

中国を悪者に仕立てあげて包囲網を敷いたところで、この流れは変わらないのではないか。

民主党候補バイデンにも迫力はなく、徐々にアメリカの力が後退し、中国がせりあがってくる予感がある。

中国の底力を感じる。

形成されつつある包囲網も織り込み済みだろう。

我が国は今の国際情勢をどうとらえ、どう立ち回っていくべきか。

この国は長期的なビジョンなど持ち合わせていないように感じる。

いまだに敗戦国であり、没落が目に見えているアメリカと運命をともにするしかないのかもしれない。

日本の頭脳は今どこにあるのか。水面下では中国と向き合えているのか。せめてアメリカに意見くらいはできないものか。