今日は草野球に助っ人参加してきた。
たまに息子とキャッチボールをしているが、試合をするのは今年初めて。
新型コロナの影響で野球仲間たちと顔を合わせるのも久しぶりに感じる。
若い頃からの長い付き合い。私の体のことだけでなく、何が得意で何が苦手なのかも知っている仲間たち。
数週間前からの腰痛で今日も満足に動けないが、ここに来るだけでなんとなく居心地がいい。
今日は七番左翼でスタメン出場。
こちらが先攻。初回から4番のタイムリーで1点先制するが、その裏になんと11点取られる。
取られると言うか、守り全体がチグハグしてリズムがおかしくなり、ミスも重なり流れが止まらなくなってしまったのだ。
私はと言えば、、足腰に力が入らず一歩目がなかなか出ない。踏み出してからもふにゃふにゃしていて異様に遅い。
内野ゴロが目の前でイレギュラーしたり、ポップフライが野手の間に落ちたりして、
走者がたまったところで、足の動かない中年外野手の間を深々と割られる。
内外野ともになかなか噛み合わない。
私のところにもほぼ定位置の飛球があったが、落下点に入りながらも太陽が目に入りボールを完全に見失った。
屈むようにしてボールを視界にとらえようとするが、最後は腰が砕けたように尻餅をつき、ボールは目の前で大きく弾んでいた。
まあ、今の私の守りはこんなもんである。
気を取り直して、2回表の先頭は私。
今年初めての打席だがボックスに入ると妙に落ち着く。スムーズにモードが切り換わりボールがよく見える。
初球のインハイストレートに自然に反応。
無意識に左肘が抜け、ほぼ完璧に右手の力を伝えることができた。
打球は低い弾道でレフトに切れていったが、納得のスイングだった。
このファールで相手バッテリーが警戒感を強めたのがわかる。
次のインローはヒットにできる球ではないが引きつけてファールしておいた。
これでもうインコースは投げてこない。バッテリーの雰囲気から直感する。
今日の球審は外にゾーンが広めなので、外ギリギリを狙って速い球で勝負してくるだろう。
追い込まれているので少し広めにして待っていると、
予想どおりのアウトローへのストレート。警戒感が強いのか少し外してきている。
次も基本的にアウトローだが余裕を持って見切ったので、高低を使ってくるか。いずれにしてもストレートだろう。
真ん中高め少し外寄りのストレート。芯を少し外したがそれなりの手応えがあり、打球は高く上がった。
足がもつれながらも左中間の奥で高く弾んでいるのを見て一塁を蹴る。
走りながら打席を振り返る。
相手ピッチャーとの駆け引きを通して自分のペースで勝負球を引き出すことができた。
やっぱり野球は楽しい。
満足感に浸りながら二塁に到達する。
この後、味方打線に火がつき4点を奪う。
守りにもリズムが生まれ裏を0点に抑える。
そして、なんと3回表には打者一巡の猛攻。相手先発を引きずり下ろし、速球派と相対するが私にも相変わらずボールがよく見えている。2打席目は四球で出塁し得点した。
4回表の先頭も私。
またピッチャーが変わった。オーソドックスなタイプなので、こちらのペースでカウントを作ることができていたのだが、、
余裕を持ちすぎて真ん中高めの打ち頃ストレートを見逃してしまった。これはもったいなかった。
この打席は2ストライクからインハイにシュート気味のストレートをコントロールされ、ショートゴロを打たされた。
うん、なかなかやるなと言う感じ。
打ち頃を見逃したことにより、逆に向こうに計算されてしまった。
見事にやられてしまったが、こういう駆け引きがあるから野球は面白い。
試合は4回までで11-11、時間切れ引き分け。
久しぶりに草野球を満喫できた。
また機会があったら参加したい。