株価が下がればまた買ってみようと思っているが、値がさ株にはなかなか手が出ない。今の私の感覚では1株3,500円を超えると難しくなってくる。

例えば、昨日7/1の東京エレクトロンは1,295円値上がっている。

仮にこれを100株持っていて昨日の引けで売ったとすれば、昨日一日だけでも129,500円の売買益を手にすることになる。

魅力的に映るが、東京エレクトロンを100株購入するためには約230万円が必要だ。

とても一般庶民が気軽に参加できるような場所ではない。

昨日7/1の日経は前日比216円57銭安。一見横ばいに映るが、株価が上がったのはなんと22銘柄だけ。90%超の203銘柄は値を下げている。

東京エレクトロンなどの一部値がさ株が平均を押し上げ、表面的な数字は維持されているが、実質的にはほぼ全面下げ。テクニカル的に見ても下落トレンドにあると思われる。

資金の少ない一般投資家は、勝てると思っても値がさ株には手が出せない。

かと言って、自信を持って信用売りできるような局面でもない。

痺れを切らして値がさ株に手を出す投資家もいると思うが、、かなりの博奕だと思う。

大半の投資家は静観の構えだが、まだ株価は高値圏にある。ここから大きく下落する可能性があることを忘れてしまうと危ない。

ここは長期保有を目的とした株以外は、いち早く逃げ出すべき局面なのだろうか。

市場にはいくつものトラップが仕掛けられているとつくづく実感する。

やはり、生き残るのは大底で買い天井で売るだけの、数%のベテラン投資家だけなのかもしれない。

私の当面の投資戦略は、細く長く経験を積むことを目的としている。

経験を積むことによって、より深い学びに出会えるような気がしている。

多少の怪我ならむしろ学びになる覚悟でいるが、とにかく突っ込み過ぎないことだと思う。

強制退場させられないように、今はそれだけ気をつけている。