今までは実際に英語を使う場面があまりなかった。
でも、受験英語はそれなりに勉強してきたから知識はそこそこ持っている。
その気になれば英会話もできるはずだと、自分ではそう思っている。
昨年、たまたまアメリカ人と会話する機会があった。突然のことでスムーズではなかったが、身ぶり手振りを加えて最低限のやり取りはできた。
楽しかった感覚が、今も体に残っている。
コロナの影響で北海道のインバウンド観光も大変な打撃を受けているが、こんな中にあっても観光需要はある。
夏以降にアイヌ文化に関心がある外国人が来道してくる話があり、ある筋から「ガイドをやってみないか」と声をかけていただいた。
躊躇う理由はない。純粋に楽しみでしかない。
発音の基礎さえ理解して身につけてしまえば、すぐに聞こえてくるし、話せると思っている。
せっかく学生時代に受験英語をやってきたのだから、それを活用しないままでおくのはもったいない。
ところどころ忘れていたり感覚がズレていたりするだろうが、とにかく使ってみることだ。
ぎこちなくても、使えば回路が繋がり出す。言葉は意思疏通のためのツール、材料の一つに過ぎない。けして難しいものではない。
私は、
北海道の歴史や文化に関心を持つ外国人に、縄文から引き継がれてきた土着の精神性について伝えていきたいと思っている。
その思いだけで十分。
私よりも英語のできる人ならゴマンといる。その中で私に声がかかったのには、それなりの理由があると思っている。
巡ってきた縁を大切に、自然体で向き合っていきたい。
向こう一週間は雨の日が多くなりそうだが、これは英会話をやり直すチャンスととらえている。