新しいステージ

私自身は何も変わっていないのだが、時が流れ居場所や環境が変われば、表面的な思考や行動も変化することになる。

だから他者から見れば、私は以前とは変わったように見えるかもしれない。

だが私は変わっていない。根っことなるものは今までもこれからも1ミリも変わらない。

水が氷になったり蒸気になるのと同じように、状況によって見た目とその動きを変えているだけのことだ。

私は退職してからこんなに忙しい思いをするとは思っていなかった。

退職したことにより状況が変わり、元々根っこにあるものがムクムクと力をつけ、頭をもたげてきたように感じている。

今まで無意識に封印していたものが動き出したのだ。

日を追うごとに、身近なものや当たり前だと思っていたことへの意識や感謝の気持ちが強くなってきている。

外に目を向ける前に、もっとも身近なところに感じることがある。なすべきことがあると感じている。

まず家族との時間が増えた。うちの中にも常に無数の魂が出入りしていて、それら全てが私たち家族の生活と密接に繋がっていると思う。

だから、私も常にその無数の魂たちと向き合うことになる。

必然的に意識を遠くに置くことが減った。

もちろん、私から物理的に離れた場所にも刺激的な物事はたくさんある。

だが、遠くにあるものもたしかに素晴らしいが、それは今の私を包み込む魂と何ら変わらない。

わざわざ遠くまで行かなくとも、どこにいても大事なことを感じ取ることができる。

結局のところ、私がいるこの場所と、今、この瞬間を大切に生きることに尽きる。

退職を境に微妙に関係性が変わってきたように感じる人もいる。

関係性が変わったとしても、私自身は変わらない。今までもこれからも全ての縁に感謝し続ける。

今こうしている時にも、私を温かく見守ってくれている人がいるような気がしている。

私の根っこを直感的に知っていて、何があろうがなかろうが無条件に信じてくれている人。

さくらももこ作のアニメ「コジコジ」に、スージーという酷く意地悪なキャラが出てくる。

普段のスージーは性格が悪く、いたずらや悪さばかりしているのだが、三日月の夜になると美女の姿になり心も清らかになる。

見た目も性格も真逆になってしまうのだが、主人公であるコジコジだけは、その正体を見抜いている。

私の周りにも、コジコジみたいな人がいるのかもしれない。

私の表面上の思考や行動が変化しているとしたら、それは私自身の人生のステージが変わってきたからに他ならない。

ステージが変わっても、変わらぬ笑顔で付き合ってくれる人がいることに、今あらためて感謝している。

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