大自然の揺りかご

ここのところ週末のたびに家族で釣りに出掛けている。

釣り自体とても楽しいのだが、釣りを通してたくさんの喜びを感じている。

大自然の中に包まれている感じがたまらなく心地好い。釣りの技術や経験もないに等しいが、大自然はそんな私たち家族をも大きく優しく包みこんでくれている。

今回は日の出時に白老漁港の長い堤防から外海に向かってカレイを狙ってみた。

ベテラン釣師たちがルアーを駆使する中、私たち家族だけはイソメ仕掛けの針を真下に垂らしていた。

ルアー釣りを知らず、道具も持っていないだけなのだが、何故かイソメ仕掛けでやってみたい気持ちになっていた。

当たり前のことだが堤防の外側は波があり、イソメ仕掛けは潮の流れに翻弄され、気をつけていてもすぐに根掛ってしまう。

周りの人たちは私たち家族の釣りを物珍しく思って見ていたと思う。

なんとなく気恥ずかしさを感じながらも、私たち家族はそういう状況もなんとなく好きになっていくところがある。

せっかくこんなきれいな朝陽に会えたのだから、すぐにその場を離れようとは思わなかった。

条件はいいはずなのだが、カレイを釣り上げている人はあまりいないようだ。

日の出前から陣取っていたルアー釣師たちが、首をかしげながら次々といなくなっていく。

私たち家族は、3本の竿からイソメ仕掛けの針を垂らしていたが、

そのうち2本がしっかり地球を掴まえてなかなか離そうとしない。だから帰りたくても帰れない。

朝陽を真正面に浴びながら、リールを緩め、潮の流れで根掛かりが外れることを期待する時間が、緩く流れていく。

なんだかおかしくて、わけもなく妻と息子と私の表情が緩む。

私たちが地球を掴まえていたのか、地球に掴まえられていたのかわからないが、とにかく私たち家族はなんとも言えない心地好さを感じていた。

6時前くらいに根掛かりが外れていた。引き上げてみると、小さめだがギンポやら何やらが数匹かかっていた。

3本の仕掛針で地球とつながっていた不思議な時間。

振り返ってみると、昨夜の苫小牧から今朝の白老までの釣行も予想外の出来事の連続だった。

釣ってきた魚たちは、煮付けと天ぷらにして美味しくいただいた。

あらためて、切っても切れないものがあると感じている。私たちがつながっているもの、大自然から感じるものを大切にしていきたいと思う。

イヤイライケレ

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